住友生命、米中堅生保の事業買収＝約１０００億円、子会社通じ

　住友生命保険は１日、米子会社シメトラを通じ、米中堅生保ディアボーングループの団体生命保険事業などを買収すると発表した。買収額は１０００億円程度とみられ、住友生命がシメトラに約１３０５億円（９億ドル）を増資する。米国での安定成長が見込める事業分野で収益力向上を狙う。

　ディアボーンは、米国で生命保険事業などを手がけるヘルスケアサービスコーポレーション（ＨＣＳＣ）の完全子会社。買収するのは団体生命保険と就業不能保険などで、当局の承認などを経て、２０２５年に買収を完了する予定。