ラグビーの小学生年代の大会「ヒーローズカップ」のキックオフパーティーが1日、横浜市内で開かれた。
10月18日の北海道大会を皮切りに、26年1月11〜12日に横浜・日産スタジアムで開催される決勝大会まで全国約300チームが参加。実行委員長で元日本代表の大野均氏(47)は「グラウンドの上で精いっぱいプレーしてもらって、感動をもらうのもそうですが、選手たちが持ってきたカバンがきれいに置いてあるとか、あいさつをしている姿を見られるのがいいところ。スポーツを通して、そういう精神を身に付けてくれている」と大会の意義を言葉にした。
この日行われたパネルディスカッションには大野氏をはじめ、副実行委員長の菊谷崇氏(45)、バイスコミッショナーでリーグワン2部の九州電力キューデンヴォルテクスWTB山田章仁(39)、1部の東京サントリーサンゴリアスCTB中村亮土(34)と、日本代表としてW杯を経験したスターが集った。
中村は小学生年代について「子どもたちは吸収力が高くて、1時間ほど教えただけで全然違うチームになる。間違ったことを教えられないプレッシャーもあります」とうなずき、山田は「勝つことを全力で目指してほしい。ただ、勝つことよりも大切な何かを見つけて欲しい。勝ち負けは結論からいくと、そんなに大事じゃない。ただ、全力で勝ちたいプレーを出さないと、本当に大切なものは見えてこない。試合後の、みんなの姿が、私も非常に楽しみです」。菊谷氏も「日本一を決める大会が目標であってもいいですが、日本一が目的にならないように。子どもたちがどういう態度で、どういうふうに向かっているかを見守っていただければ」と大人に対しても呼びかけた。【松本航】
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