<DeNA3−2中日>◇1日◇横浜
DeNA打線が試合開始前のアクシデントにも惑わされず、気迫のプレーで連敗を4でストップした。
1回、立ち上がりから中日のルーキー左腕金丸を攻めた。先頭の佐野が中前打で出塁。2番度会が犠打を失敗して1死一塁となるも、続く宮崎が左前打、牧が死球で1死満塁とした。
筒香は空振り三振となるも、続く蝦名が追い込まれながらもボテボテの遊撃前の当たりを放つ。これにヘッドスライディングで間一髪セーフ。蝦名は「チームが点を取れてなかったので、必死にもぎ取っていこうと考えて打席に入りました! 根性です!」とコメントした。先制した試合はここまで26勝4敗3分け。一方で先制されると7勝31敗。大きな意味合いを持つ先制点をもぎ取った。
これが6月22日ロッテ戦(横浜)の5回以来、32イニングぶり、9日ぶりの得点となった。さらに続く山本もサード強襲の内野安打で2点を追加。「前の打席で蝦名さんが1点を取ってくれたので、気持ちを楽にして打席に入ることができました。追加点を取れて東さんを援護できたのは良かったです。引き続き東さんが楽に投げられるようにサポートしていきます!」と3点を先取した。
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チームはリーグ再開後の巨人との3連戦で3試合連続完封負けを喫していた。三浦大輔監督(51)は試合前、「形も大事かもしれないですけれど、気持ちも大事かなと。全員で今の状況を打破するために、がむしゃらにやります」と話しており、言葉通りの内野安打で主導権を握った。
投げてはエースの東克樹投手(29)が踏ん張った。3点の援護をもらった直後の2回、先頭の細川にバックスクリーンのビジョン直撃の特大ソロを浴び、2死二塁から石伊に適時二塁打を打たれて1点差に迫られるも、そこからはギアチェンジ。3回以降は1人の走者も許さずに7回3安打2失点7奪三振と役割を果たした。
1点差の8回は伊勢が2死三塁のピンチを切り抜けると、9回は入江が締めてリードを守り抜いた。
三浦監督は試合後、「初回良い攻撃ができたと思います。(蝦名は)2アウトで追いこまれた中で何とか事を起こして気持ちでやってくれました。(チームは)まだまだ本調子じゃないですけど今日の勝ちをきっかけにしたいと思います」と振り返った。
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