ラウタロに反論したチャルハノール[写真]=Getty Images インテルに所属するトルコ代表MFハカン・チャルハノールは、キャプテンを務めるラウタロ・マルティネスへ反論の言葉を送った。1日、自身のインスタグラムでコメントを述べている。
FIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)に出場しているインテルは30日、決勝トーナメント1回戦でフルミネンセ(ブラジル)と対戦。開始3分にリードを奪われると、その後は得点を挙げることができず、後半アディショナルタイムに再び失点。0−2で敗戦を喫し、同大会から姿を消すことになった。
アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスは、この試合に「残りたい者は残るべきであり、そうでない者はクラブを去るべきだ。クラブの一員として、大きな目標に挑戦しなければならないんだ」と発言。この言葉は、ガラタサライへの移籍を噂されるチャルハノールに向けられたメッセージだとされ、ジュゼッペ・マロッタ会長も理解を示していた。
そしてクラブW杯を負傷の影響で欠場しているチャルハノールは、自身のインスタグラムで以下のような言葉を投稿した。
「残念ながら、アメリカでのトレーニング中に、以前のケガとは別の部位を負傷してしまい、肉離れと診断された。今大会はケガの影響で出場することができなかったが、他の理由はない。負けてしまい心を痛める結果となったし、悲しみも感じている。試合後にはすぐにチームメイトの数人に励ましの電話もした。チームのことを考えれば、それは普通のことだと思う」
続いて、「心に突き刺さる言葉だった。団結させるどころか、分裂させる言葉だった」とラウタロ・マルティネスの発言に反論している。
「僕はこれまでのキャリアで言い訳を探したことは一度もない。常に責任を負っているし、痛みを感じながらもプレーを続け、困難な時には言葉ではなく行動でチームを引っ張ってきた。チームメイトや会長など、あらゆる意見を尊重するが、尊重は一歩通行では存在しない」
「僕はピッチ内外で敬意を示しているし、感情が高ぶっている時に敬意を示すことこそが真の強さだと思う。僕はクラブを裏切ったことはないし、『インテルに満足していない』と言ったことは一度もない。過去に魅力的なオファーもあったが、インテルのユニフォームがどんな意味を持つか理解しているから残留した」
今後の去就については「これからわかるだろう」とし、「歴史は常に大きな声を上げたものではなく、堂々と立ち上がったものを記憶する」とも述べており、今シーズンの最終戦でわだかまりを残す結果となった。