【DeNA】蝦名達夫「何としても点を取ろう、根性です」執念のヘッスラで32イニングぶり得点

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2025年07月01日 22:44  日刊スポーツ

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DeNA対中日 1回裏DeNA2死満塁、蝦名は先制の適時内野安打を放ちタッチを交わす(撮影・足立雅史)

<DeNA3−2中日>◇1日◇横浜



ボテボテでも関係ない。DeNA蝦名達夫外野手(27)が執念のヘッドスライディングで32イニングぶりの得点をもぎ取った。1回2死満塁、追い込まれながらも中日金丸のチェンジアップに食らいついた。遊撃前へボテボテのゴロ。懸命に走って「体が反応した」と頭からすべり込んだ。セーフ判定に目の前の地面をグーでたたいて喜びを表現。「何としても点を取ろう、何としてもバットに当てようと。根性です!」と8試合ぶりの先発起用に応えた。


チームはリーグ再開後は巨人との3連戦で3試合連続完封負けを喫しており、これが6月22日ロッテ戦(横浜)の5回以来32イニングぶり、9日ぶりの得点となった。試合前のミーティングではコーチ陣から「ヒット打てなくても四球だったり食らいつく姿勢で気持ちの面から攻めていこう」と意思統一された。その通り、気持ちのこもったプレーで「1点」を奪取。先制した試合はこれで27勝4敗3分けとなった。


さらに山本も蝦名に続いて三塁強襲の内野安打で2点を追加。内野安打2本で3点を先取し、そのまま守り抜いた。三浦監督は蝦名の気持ちの入ったプレーに「決していい当たりじゃなかったですけど、ああいった必死さは今のチームに必要なプレーだと思います」と称賛した。


8勝14敗と苦しんだ6月を終え、7月を白星でスタートした。「苦しい時こそこういう気持ちでやっていけば結果はついてくると思いました」と蝦名。逆襲の7月にする。【小早川宗一郎】

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