ユニクロ・GU・無印良品・ファミマ「夏パンツの最高傑作」ブランド品にも負けない5アイテム

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2025年07月02日 19:40  日刊SPA!

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日刊SPA!

MUJI Labo 紳士 ラミーショートパンツ
―[メンズファッションバイヤーMB]―
 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第538回をよろしくお願いします。

◆今すぐ買うべき「夏のおすすめ短パン」

 いよいよ夏本番となってまいりました。

 今年は梅雨期間に猛暑級の夏日がやってくるという最悪の事態。湿気と暑気のコンビネーションで7月上旬にして不快指数は既にMAX! 着用する服は「オシャレかどうか」より「快適かどうか」が優先されるでしょう。

 ただ、ちょっと待った! せっかくなら「おしゃれ」と「快適」どっちもとりたい!! ということで、今回は夏のおすすめ短パンをお届けします。快適かつスタイリッシュに見える最強短パンラインナップ、ぜひショッピングの参考にしてみてください。

◆デニムショーツの究極形はコレ!
・コンビニエンスウェア(ファミマ) デニムショートパンツ 2990円

 夏らしく明るい色目のデニムショートパンツを探している方も多いんじゃないでしょうか。元々ワーク用の素材として開発されたデニムはアクティブな夏にバッチリ。ハードに使えば使うほど生地が馴染み経年変化が楽しめるためダメージ気にせず愛用できます。

 しかし、デニム素材は案外蒸れやすく重い物が多い。耐久性という意味では満点でも着心地においては他素材と比べやや劣るもの。

 また、かといって軽量の化学繊維が入ったデニム素材などを選ぶとどうしてもワークテイストのあの重厚感が得られずにチープな印象が出てしまう……この「見た目」と「快適さ」はデニムにおいてトレードオフとなっています。

◆裾幅をたっぷりとって通気性がUP

 でも、ファミマのデニムショーツは一味違う! 11.5オンスの本格的なデニム素材ながら、加工により生地を痩せさせた軽量仕上げ。

 さらにシルエットは通常のデニムショーツよりも裾幅をたっぷりとって通気性UPさせています。本格的なヘビーオンスのデニムながら軽く、通気性もよく、快適。

 これが2990円で買えるなんていい時代になったものです。175cm66kg普段Lサイズ着用の筆者で「Lサイズ」がちょうどいいです。

◆ブランド品のクオリティがほしいならコレ!
・MUJI Labo 紳士 ラミーショートパンツ 6990円

 夏でもフォーマルな印象、大人なイメージを作りたい!という方にはこちらがおすすめ。スラックスディティールを踏襲した大人なショートパンツ。素材はウールと思いきやラミーを採用。通気性抜群で見た目のフォーマル感に反し快適な着用感を実現しています。

 MUJI Laboは他量販店と比較して値段はかなり高め。今回紹介しているショートパンツの中でも群を抜いて高額です。しかしながら、品質は上々、一着数万円するブランド品と比較しても十分戦えるだけの素材とデザイン性を持っています。

◆他ブランドは絶対にマネできない価格帯

 こちらもこれだけ光沢感のある美しいラミー素材を使って6990円で出せるブランドはほかにないでしょう。

 その名の通り、無印良品の実験的ラインであり、通常ラインと比較して原価率を犠牲にさまざまなデザイン・素材を試しているのがMUJI Labo。お値段は高く感じるかもですが、品質との比較においてコスパは最強クラスです。

 175cm66kg普段Lサイズ着用の筆者で「Lサイズ」がちょうどいいです。

◆手ぶらで歩ける快適ショーツはコレ!
・GU ナイロンカーゴハーフパンツ 1990円

 ユニクロのギアショーツをはじめ、多機能ショーツは最近のトレンドです。ユニクロのギアショーツは日本のみならず世界的に大ヒットした商品、その魅力は多岐に渡りますが・・・1つ大きなところとしては豊富な収納力にあります。

 複数ポケットを用意し、財布もスマホもハンカチも全てショーツの中に収納することが出来る。するとバッグを持たずに手ぶらで動けるためアクティブな夏には最適というワケ。しかしながら通常は収納を増やせばパンツは歩くたびズリ落ちてくるのが宿命です。

 そこで、ユニクロはアウトドアでよく採用される「ウェイビングベルト」を装備させました。これは片手で簡単にウエストの絞り調整が出来る優れ物。

 本来はロッククライミングやアウトドアシーンなど両手が十分に使えない際に、片手でもウエストを絞れてパンツがズリ落ちないようにするための機構でした。それを多収納のために採用し、多く荷物を入れてもズリ落ちにくくすぐに直せる快適性を実現したのです。

◆機能性はユニクロと同等

 さらに撥水素材や耐久性など多くの魅力を備えたユニクロのギアショーツですが、悲しいことに名品すぎて世界中で愛用されすぎて今では学生でもおじさんでも夏になると、そこかしこで目にするようになりました。

 快適であるとはいえあまりにも多くの人と被るのは「おしゃれ目線」では少々気になるところ……。そこで、ユニクロのギアショーツと同等の機能性をもち、かつそこまで世間に浸透していないGUのナイロンカーゴハーフパンツがおすすめ。

 こちらも収納多く手ぶらで歩けシルエットも抜群にきれい。色展開はギアショーツに勝るくらいおしゃれな表現となっており文句なし。今買うならこちらの方がおすすめです!

 175cm66kg普段Lサイズ着用の筆者で「Lサイズ」がちょうどいいです。

◆快適さをとことん追求するならコレ
・ユニクロ ウルトラストレッチアクティブショーツ 1990円

 とにかく楽ちんなショーツがこちら。

 デザインやディティールは極めてシンプル、必要最小限という感じです。シルエットはツボを押さえたものながら上述のショーツのような個性はとりわけ見当たらない。シンプルデザイン・シンプルカラー・こなれた価格と実にスタンダードに収めてきていると思いきや!圧倒的に違うのが快適性です。

 素材がとにかく軽く薄く通気性も速乾性も高く、快適そのもの。まるでノーパンで歩いているが如くストレスが1mmもありません。南国化する日本の夏にこのアイテム1枚持っておくのが良いでしょう。とにかく暑くてどうしようもない!なんて時に使うべきショーツだと思います。

◆ルームウェアやランニングウェアにもおすすめ

 ただし、軽いがゆえにポケットにスマホなどを入れるとどうしてもズリ落ちやすく、かつフロントのドローコードも緩みやすい。前開きのZIPフライなども存在しないので機能性という意味では劣るところが多い。

 それでも補って余りあるほどの快適な着用感があるので、ルームウェアやランニングウェアなどにもおすすめできるくらい。着用の快適さを求める人には100%こちらがおすすめです。

 175cm66kg普段Lサイズ着用の筆者で「Lサイズ」がちょうどいいです。

◆手頃な価格でラグジュアリーを体感するならコレ!
・ユニクロ リネンブレンドショーツ 1990円

 最後はリネンブレンドショーツ。

 手頃な価格で高級素材であるリネンを楽しめるのがこちら。ただしリネン100%だとどうしてもシワが入りやすくなかなか手入れが面倒。

 それがリネンのよさだとも思うのですが、ただ何事もイージーなものに慣れている現代においてわざわざシワをアイロンで伸ばしたり、洗う時にひと手間かけたりする人もそこまで多くないでしょう。

◆リネンではなく、リネンブレンド

 そこで今回、ユニクロはリネンショーツではなく、リネンブレンドショーツを展開。リネン100%よりもややシワが入りにくく、扱いが楽になっているため、気軽な価格、気軽な気持ちでラグジュアリーな光沢感を楽しめます。

「大人なショートパンツが欲しい、けれどお金はそこまで出したくない!」という方におすすめです。

 175cm66kg普段Lサイズ着用の筆者で「Lサイズ」がちょうどいいです。

 以上、ショートパンツマストバイでした!

―[メンズファッションバイヤーMB]―

【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『ロードマップ』のほか、『MBの偏愛ブランド図鑑』『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Xアカウント:@MBKnowerMag)

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