世界の大学を多角的に評価する「QS世界大学ランキング2026(QS World University Rankings 2026)」が発表されました。今回はその中から、日本の大学に限定した総合スコア順のランキングをご紹介します。
QSランキングは、教育・研究・雇用・国際性・サステナビリティなど多様な指標で世界中の大学を評価する、グローバルでもっとも権威ある大学ランキングのひとつ。国内外の進学や教育評価にも大きな影響を持っています。
本ランキングでは国公立・私立を問わず、世界ランキングにおける「オーバーオールスコア」に基づいて日本の大学を抽出。世界に通用する実力校が揃いました。果たして1位に選ばれたのはどの大学だったのでしょうか?
QS世界大学ランキングにおける「オーバーオールスコア」は、大学の総合的な評価を100点満点で表したものです。このスコアは以下の指標を基に算出されます。
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Academic Reputation(学術的評価)
Employer Reputation(雇用者からの評価)
Faculty/Student Ratio(学生1人あたりの教員数)
Citations per Faculty(教員1人あたりの被引用論文数)
International Faculty Ratio(外国籍教員比率)
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International Student Ratio(外国人学生比率)
Sustainability(持続可能性) ※2024年から新規追加
これらの各項目に重みを設定し、それらを合計して導かれたのがオーバーオールスコアです。大学の教育・研究・国際性・社会的貢献を総合的に評価するため、ランキング順位とあわせてこの数値を見ることで、大学の実力や特徴をより具体的に把握することができます。
(出典元:QS World University Rankings 2026 – Japan|2025年7月現在)
第2位にランクインしたのは「京都大学」。伝統と革新を併せ持つ日本有数の総合大学で、自由な学風と高度な研究水準により、国内外で高い評価を受けています。理系・文系ともにバランスよく優れた成果を上げており、多くのノーベル賞受賞者を輩出していることでも知られています。
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QSランキングでは、研究力や学術論文の影響度、国際的な学生構成などが特に高く評価されており、世界的にも注目される学術拠点となっています。
第1位に輝いたのは「東京大学」でした。国内最高峰の学術機関として、世界ランキングでも常に上位に名を連ねる東大。教育・研究・就職力など多くの分野で圧倒的な実績を持ち、QSランキングでも各項目で高得点を記録しています。
グローバル研究ネットワークの広さ、質の高い教員陣、そして多様な学生環境により、今後も日本を代表する大学としての地位を維持し続けることが期待されます。
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