<西武−オリックス>◇2日◇沖縄セルラースタジアム那覇
オリックス宮城大弥投手(23)が7回8安打2失点、111球の粘投も、勝ち投手の権利を手にできなかった。那覇で37試合目のプロ野球公式戦開催も、沖縄出身投手初の勝ち投手はならなかった。
打線が初回、1番来田涼斗外野手(22)の中前打で始まり、押し出し四球と中犠飛で2点を援護した。宮城は初回からエンジン全開。右打者の内角に食い込む150キロ超えのクロスファイアを次々と投げ込み、スライダーにフォーク、80キロ台カーブと緩急自在。5回には無死満塁のピンチも、しのいだ。
だが6回、テンポよく2死を奪った後、四球で走者を出すと、6番外崎に2ストライクから外角直球を右翼線へ適時二塁打。続く炭谷にも8球目を中前に運ばれ、試合は振り出しに戻った。
プロ初の凱旋(がいせん)登板で、同球場は興南3年夏の19年沖縄大会決勝以来。「良い投球をして勝ちがつければ一番。チームを勢いづけられるような投球ができたらうれしい」と気合十分だった。前日1日には同じく沖縄出身の西部与座が先発も勝てず、ジンクスは続いた。
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