アシスタントコーチに就任したファン・ブロンクホルスト氏[写真]=Getty Images リヴァプールは2日、元オランダ代表DFジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストが新たなアシスタントコーチとして就任したことを発表した。
アルネ・スロット監督の下で昨シーズンはプレミアリーグ制覇を果たしたリヴァプール。今夏の移籍市場では、ジェレミー・フリンポンやミロシュ・ケルケズといったサイドバック(SB)に加え、ドイツの逸材フロリアン・ヴィルツをプレミアリーグ史上最高額で獲得するなど、連覇に向けた補強を進めている。
5月31日には、アシスタントコーチを務めリーグ優勝に貢献したヨン・ハイティンハ氏がアヤックスの新指揮官に就任することが発表。空席となったアシスタントコーチには、クラブOBの元オランダ代表FWディルク・カイトの名前も挙げられていたが、ファン・ブロンクホルスト氏の就任が決定した。
現在50歳の同氏は、現役時代にフェイエノールトやアーセナル、バルセロナで左SBとして活躍すると、2010年夏に選手キャリアを引退。その後は指導者に転身し、フェイエノールトでアシスタントコーチとして経験を積むと、2015年5月に同クラブの監督に就任。2016−17シーズンにはリーグ優勝を成し遂げるなど、計5つのタイトル獲得に貢献した。2019年夏の退任後はレンジャーズやベシクタシュなどの監督を歴任している。
またGKコーチ陣にも変化があり、ファビアン・オッテ氏と元ブラジル代表GKクラウディオ・タファレル氏の両名がクラブを退団。後任には、かつてラファエル・ベニテス体制下でGKコーチを務めていたシャビ・バレロ氏の復帰が発表された。
スペイン人のシャビ・バレロ氏は現在52歳。ベニテス氏の下でインテルやナポリ、レアル・マドリードでGKコーチを経験し、今シーズン終了後まではウエストハムで7年間GKコーチを務めた。