チェルシー移籍が決定したジョアン・ペドロ [写真]=Getty Images チェルシーは2日、ブライトンからブラジル代表FWジョアン・ペドロを完全移籍で獲得したことを発表した。
発表によると、チェルシーはJ・ペドロと2033年6月30日までとなる8年契約を締結。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、5500万ポンド(約109億円)に500万ポンド(約10億円)の追加オプションが付随した移籍金でクラブ間合意に至ったという。
2001年9月26日生まれで現在23歳のJ・ペドロはフルミネンセの下部組織出身で、2019年1月にトップチームデビューを果たした。2020年1月にワトフォードに移籍した後、2023年7月にブライトンに加入。2024−25シーズンはプレミアリーグでは27試合出場で10ゴール6アシストを記録した。2023年11月にはブラジル代表デビューも果たしており、通算3試合に出場している。
なお、J・ペドロにはニューカッスルからも関心が寄せられ、名前の伏せられているプレミアリーグの2クラブからもオファーが届いていたものの、同選手自身がチェルシー加入を希望したこともあり、ブライトンはこれらのオファーを拒否して、関係が良好なチェルシーと合意に至ったことが伝えられている。
移籍が決定したJ・ペドロはチェルシーのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「僕はプレミアリーグを見て育ち、その当時、チェルシーは数々のトロフィーを手にするチームだった。チェルシーの一員である以上、タイトルを獲ることだけを考えている。どの大会であっても、チェルシーのためにプレーすることが僕の野望だ」
また、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、前所属のワトフォードはJ・ペドロを移籍金3500万ポンド(約68億円)でブライトンに売却した際の契約により、今回の売却益の20パーセントを受け取ることにもなるようだ。
現在開催されているFIFAクラブワールドカップ2025でベスト8まで駒を進めているチェルシーは、同大会規定によって6月27日〜7月3日までの期間で登録メンバーに新たに最大2名の選手を加えることが可能となっているため、加入が決定したJ・ペドロも選手登録された模様で、7月4日に予定されている準々決勝のパルメイラス(ブラジル)戦でチェルシーデビューを果たす可能性が浮上している。