画像提供:マイナビニュース iPad+Apple PencilでCLIP STUDIO PAINT(以下、クリスタ)を使うと、2本指ピンチやドラッグで直感的に「移動・回転・拡大縮小」操作ができて便利です。しかし、ペンを持つ手を画面に置いた際に、誤検知で意図しない書き込みや画面の移動が生じることがあります。
微妙にストレスを感じているなら、2本指操作は無効にして、移動・回転・拡大縮小は左手デバイス+Apple Pencilで操作するのがおすすめです。左手デバイスがなければ、Bluetooth接続キーボードでもOKです。誤検知防止用の手袋が苦手な方は、ぜひこの設定をお試しください。
○「指でツールを使用」を無効にして誤検知防止
手のひら誤検知を防ぐもっとも効果的な方法は、環境設定で「指でツールを使用」を無効にすることです。
これで指を使ったキャンバス操作が無効になり、手のひら誤検知を防ぐことができます。左手デバイスをお持ちの方は、移動・回転・拡大縮小を左手デバイスの任意のボタンに設定しましょう。ボタンを押している間、Apple Pencilでそれぞれの操作ができます。
ちなみにiPadで使える「CLIP STUDIO TABMATE 2」では、デフォルトで以下のように設定されています。
移動(手のひら):Cボタン
回転:Aボタン
拡大・縮小:ホイール上回転/下回転
○キーボードで移動・回転・拡大縮小を使う方法
左手デバイスがなくても、一般的なBluetoothキーボードにツールやコマンドを割り当てれば同様の操作ができます。
以上の設定で、キーボード操作+Apple Pencilで移動・回転・拡大縮小操作が可能になります。
この設定でしばらく試してみて、使いづらさを感じたらキーの割り当てを変更するなど、自分の使いやすい設定にカスタマイズしていくのがおすすめです。
笠井美史乃 かさいよしの アプリ、サービス、マーケティングなど、IT・ビジネス分野で取材・執筆・編集を行う。マイナビニュースでは2013年開始の連載「iPhone 基本の『き』」をはじめ、iPhone・iPad・Apple WatchなどAppleデバイスのハウツーやレビューを担当。雑誌「Web Designing」「Mac Fan」、その他企業オウンドメディアなどで執筆中。 この著者の記事一覧はこちら(笠井美史乃)