「COSMOエコ基金」が2025年4月の活動報告を実施 - 気候変動対応や生態系を守る活動を支援

0

2025年07月03日 11:50  マイナビニュース

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
コスモエネルギーホールディングスが運営する「COSMOエコ基金」はこのほど、 2025年4月の活動報告を行った。


「COSMOエコ基金」は多くの人たちからの支援をもとに、気候変動対応や生態系を守る活動をサポートしている。今回、同基金が支援するプロジェクトより、2025年4月の活動報告が届いた。

○■地域住民で守る神山の里山保全(徳島県)



雨の少なかった冬が明け、水の確保に苦労していたが、森づくりをすすめているところの近くで第二水源が見つかり、水の供給が安定した。


汚水処理やドライコンポストトイレも整ったことで、たくさんの来訪者を安心して迎えられるように。地元の学校の体育やデザインの授業の場としても、森をつかってもらっている。

○■人と動物が共生する「安賀彩りの森」(兵庫県)



4月は里山整備活動として、ブルーベリーの補植作業と桜の根元回りの除草作業を実施。刈り取った草は堆肥として再利用する。


また、茅葺き古民家をコミュニティハウスに再生するエコカフェづくりの一環として、古民家周辺の除草作業と内部の清掃を行った。

○■⽵林と⾥⼭の森・海の森 つながる再⽣活動(神奈川県)



竹林と里山の森の再生に加えて、これに繋がる「海の森」再生活動を開始。



鎌倉の海岸の背後には、鬱蒼とした森や緑地があり、ここに浸透した雨水が地下水や川となって、森の土壌の栄養を磯の海藻へと届けている。その結果、鎌倉の海の「海藻の森」に、貴重な生態系が形作られている。


同基金では、この自然を守り、残す活動を進めていく。

○■学ぶ、守る、つなぐ、琵琶湖の水(滋賀県)



波力ポンプの開発も順調に進み、少しずつ大掛かりとなっている。



4月27日には、2基の波力ポンプを琵琶湖に設置。水深40mの深層水を、表層まで輸送する仕掛けだ。これによって表面水温の上昇を防ぎ、栄養を供給することによって一次生産を増やす予定となる。


この日は快晴、風も穏やかで、テレビ番組の現地取材も行われた。

○■地域エネルギー循環への取り組み(長野県)



4月30日、長かった冬もようやく終わり、春の薪ステーションには薪の原木が山から大量に搬入された。


クリ、サクラ、ナラなどの広葉樹たち30トン。これらを40センチに玉切りして、薪割機で薪にして、棚に積んで乾燥させる。10月には乾燥した薪となって薪ストーブユーザーの元に届ける。

○■海の自然環境を学び守る活動(沖縄県)



4月23日に、修学旅行で宮古島を訪れた中学生80名と海岸漂着ゴミ調査を行った。



決めた範囲のゴミを全て回収し、世界共通の調査品目で分類し数える調査だ。暑い中、皆がんばって参加してくれた。


集計した結果を考察し、全国平均との比較やゴミを減らすために自分たちに何ができるかを考えてもらった。


○■竹とミツバチが繋ぐ自然と触れ合う共生コミュニティ創り(宮城県)



東日本大震災の津波被害により未利用地となっていた沿岸部の町有地にミツバチの巣箱2群を設置し、蜜源となる花木の分布調査を開始した。


ボランティアによる蜜源植物の栽培実践研修では、花木の苗をプランターに移植。今後は生育状況に応じて植え替えを行っていく。



5月の活動拠点DIY実践研修に向けて、下草刈りなどの環境整備も行った。

○■エネルギー自治を実現するプロジェクト(島根県)



4月21日に、『再生可能エネルギーについての必要性が自分事として理解されることを目指す』勉強会の練習を行った。


エネルギーに関心がある市民有志8名に講座を体験してもらい、「発電事業の全体像・それぞれの発電の特徴が整理できた」「全体的にわかりやすかった」という声が寄せられた。



5月から7月までの間に、10団体に対して、勉強会を実施していく予定だ。

○■対馬産積み木による多世代交流型の木育推進事業(長崎県)



対馬での積み木の制作を目指し、KUMINO(2つの溝が刻まれた柱状ピースの積み木)の工房がある滋賀県東近江市箕川町に行ってきた。


実際にKUMINOが作られている現場を、対馬の家具職人さんと共に見学させてもらい、どのような機械や道具が必要なのか、制作する上での注意点などを聞いた。

○■海を守るために木を植える 森は海の恋人(宮城県)



ナラ枯れによる立ち枯れ木の伐採作業と、盛土された箇所に生育したスギの伐採を実施。


過去、工事等で盛土された場所は地盤が緩く、スギ等の針葉樹の場合は風などの影響で倒れやすくなる。大きく育ちすぎる前に間伐することで、倒木による被害を事前に防ぐことができる。

○■C.W.ニコル・アファンの森(長野県・宮城県)



雪が解けた後の森は、折れた枝や倒れた木が多くある。それらの木をそのままにしてしまうと、木の成長を阻害してしまうため、伐採など適切な処置をしている。


○■世界遺産 富士山の森を守り再生させよう(静岡県)



いよいよ春の活動シーズンだ。4月4日に、企業の新入社員と西臼塚フィールドにて自然観察+森づくり作業のエコツアーを行った。


4月12日には、里山粟倉フィールドで「野草を食べる」と題した自然観察と試食のイベントを実施。参加者に、体験を通して自然を知り、慈しむ気持ちを持ってもらうことも活動のテーマの一つとなる。

○■タイ北部環境再生プロジェクト(タイ)



住民と共に、今年度の植林地と、昨年度に自己資金で実施した植林地の状況を確認した。


今年度、同プロジェクトで植林する2.4ヘクタールのおおよその位置や植林地の様子、昨年度の植林の生育状況などを確認した。


生育は順調で、生存率は75%ほどあり、この地での植林が順調に行われそうなことが確認できた。(エボル)

    ニュース設定