
6月29日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
夫についての相談です。夫は、一昨年の秋から家に帰ってこなくなりました。私が連絡しても拒否され、子どもが連絡を取ると、「1人のほうが楽や」と言ったそうです。
夫は20代の頃から自営業をしており、私は経理をしてきました。仕事は一生懸命するのですが、ストレスからかよく飲みに行ったり、地域の青年部や中小企業の集まりに毎晩参加したりと、ほとんど家にいませんでした。子どもは3人いますが、いつも母子家庭のような日々でした。
そんなことから私は夫に不満を持ち、コミュニケーションが取れなくなってきました。意識して会話をしようと思っても、必要なことしか話せなくなりました。また、夫は食事にうるさく、夕食を出しても一口食べて気に入らなかったら、無言でため息をついて出て行くことがたびたびありました。そうするうちに、夫が帰ってくると動悸がするようにもなっていました。
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<江原からの回答>
「こうじゃなきゃいけない」と、型に当てはめる必要はありませんよ。考えてみれば、ある意味で幸せじゃないですか。夫は賃貸を借りて一人暮らしをしているそうですが、つまり、それができる余裕があるということでしょう?「うちはそんな余裕がなくてできないわ」という方も多いはずですよ。
夫も一生懸命働いて、あなたも一緒に手伝っている。何が悪いのでしょうか?「夫婦は一緒にいなければならない」という、世間一般的な考えからズレているから、引け目に感じているということですか? そんなことを言ったら私も別居婚ですが……(笑)。それぞれが、それぞれのやりたいことがあれば、それで良いのじゃないですか? まずは、あなたも人生を楽しんでほしいです。
夫から「離婚してくれ」とは言われていないわけですよね。「離婚に踏み切れない」とお悩みのようですけれど、踏み切らなきゃいけないのでしょうか?「あの家には居場所がなかった」という夫の言い分はちょっと酷いですが、働き盛りのときってそんなものですよね。あなたも暗く振る舞ってしまっているのかもしれませんよ。もっと明るくすれば良いじゃないですか。「ちょっと私もこういうことさせてもらいますわ!」「旅行してくるね!」とか、自由に振る舞っても良いんじゃないですか?
あなたが「典型的な家族の形が良い」とこだわるのであれば離婚を考える必要はあるかもしれないけれど、今の状況がそう悪いことではないと自分でも思われるのであれば、ご自分も人生を楽しんで良いんじゃないですか? お子さんに相談してみても良いかもしれませんね。他人に相談すると「そんなのおかしい」「女でもいるんじゃないの?」なんて詮索されて面倒臭いですから、一番わかっているであろうお子さんたちに聞けばいいです。それで見えてくることもあるでしょう。ご自身の人生を楽しんでくれると良いなと思います。

奥迫協子、江原啓之
●江原啓之 今夜の格言
「時に、“自分がどういう人間なのか?”、素直に聞いて受け入れてみましょう」
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00〜22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30〜12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/
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