新天地モナコで復活誓うポグバ…入団会見で意気込み「必要な時間をかけて準備する」

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2025年07月04日 01:09  サッカーキング

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入団会見に臨んだポグバ [写真]=Getty Images
 モナコへの加入が決まった元フランス代表MFポール・ポグバが意気込みを語った。3日、フランスメディア『フット・メルカート』がコメントを伝えている。

 現在32歳のポグバは、2009年に母国フランスからイングランドに渡ってマンチェスター・ユナイテッドのアカデミーに入団。2011年9月にトップチームデビューを飾り、翌年の夏にユヴェントスへとフリートランスファーで移籍した。以降は加入1年目から主力に定着し、フィジカルとテクニックを併せ持った世界屈指のセントラルミッドフィールダーに成長。その後はマンチェスター・ユナイテッドへの復帰を挟みつつ、2022−23シーズンから再びユヴェントスに加わった。

 しかし、“ビアンコネロ”での2期目は負傷との戦いに。さらに、2023−24シーズンのセリエA開幕戦に行われたドーピング検査では陽性が確認され、イタリア反ドーピング機構(NADO)より4年の出場停止処分を科されてしまう。結局、スポーツ仲裁裁判所(CAS)がドーピング物質の「誤摂取」を認め、ポグバに対する処分は18カ月に軽減されたものの、2024年11月末のユヴェントス退団から無所属の状態が続いていた。

 そんななか、モナコは先月28日にポグバとの2年契約締結を発表。入団会見に出席した同選手は、SNSを中心に話題となった契約書にサインした瞬間の涙について、「とても感情的な瞬間だった。僕があんなに泣く姿を見せるのは滅多にない。楽しんでいただけただろうか」と冗談混じりにコメント。「頭の中にたくさんの思い出が一気に浮かんできた。自分を信じてくれたクラブに加入し、その時の感情がサインの瞬間にこみ上げてきた。こらえられなかった。本当に喜びに満ちた瞬間だ」と新天地決定時の感情を振り返っている。

 また、出場停止期間については、「頭の中で天使と悪魔が入り混じるような不安な瞬間もあった」と明かしつつ、「辛い時もあったが、妻は必ず戻れると言ってくれていた。僕は集中力を保ち続け、『大丈夫』と自分に言い聞かせながら、クラブと契約するために努めた」と回想。一方、「ピッチに戻りたいという気持ちは強いが、焦るわけにはいかない。自分のベストコンディションでチームに貢献したいから、必要な時間をかけて準備する。50パーセントの状態ではチームに貢献できないし、クラブの意向に従う。僕の気持ちだけなら“明日にでもプレーしたい”くらいだけどね」と早期の復帰に慎重な姿勢を示した。

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