<阪神3−2巨人>◇3日◇甲子園
阪神−巨人戦は、2試合連続で本塁でのクロスプレーが明暗を分けた。
1点リードの5回1死一、二塁、坂本勇人内野手(36)が左前打を放ち、二塁走者の泉口が三塁を回って、ホームに突入。左翼の豊田が好返球し、アウトが宣告された。
微妙なタイミングだったが、選手側からのアピールはなく、阿部慎之助監督(46)もリクエストは行わず、2死一、二塁から試合が再開された。
中継した「GAORA」で解説を務めた谷繁元信氏(日刊スポーツ評論家)は、中継で流れたリプレー映像を見ながら「今のセーフですよね? リクエストを出した方が良かったんじゃないですか?」とコメント。「今のを見るとセーフなんで、回して良かったのかなって思いますけど、タイミング的には、1死満塁で岸田でも良かったんですよね。今日、岸田の対応がまあまあ良かったので」と話した。
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試合は巨人が5回裏に追いつかれ、同点の9回に守護神マルティネスが、豊田にサヨナラの犠飛を浴び、同一カード3連敗を喫した。借金が1となり、首位阪神との差が6・5ゲームに開き、4位に転落した。
2日の同戦では、0−0の8回2死一、二塁から阪神大山の遊撃への打球がイレギュラーし、泉口の左胸付近に当たって二塁方向へ。二塁走者の森下が三塁を回って、ホームに突入し、1度はアウトが宣告されたが、阪神藤川監督がリクエストし、リプレー検証の末にセーフに覆った。
阿部監督は投手交代を告げる際に、球審へリクエストの結果に抗議し、退場が宣告された。二岡智宏ヘッド兼打撃チーフコーチ(49)が監督代行を務めた。
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