コスモ、大阪府吹田市でSAF原料化を目的とした廃食用油市民回収を開始

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2025年07月04日 11:11  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
コスモエネルギーホールディングスのグループ会社であるコスモ石油は、、大阪府吹田市に所在するコスモネットワークのサービスステーション(ガソリンスタンド)5拠点に家庭から出る廃食用油を回収する専用ボックスを常設し、7月1日にSAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)原料化を目的とした市民回収を開始した

○■5拠点に回収ボックスを常設し、SAF資源循環モデルを拡大



コスモ石油は日揮ホールディングス、レボインターナショナルと2025年3月に「持続可能な航空燃料の普及促進に関する連携と協力に関する協定書」を締結。この協定に基づき、大阪府吹田市で家庭から出る廃食用油の回収を開始した。



この取り組みは、東京都、大阪府堺市に続く段階的展開の一環であり、家庭から出る廃食用油が航空燃料へと生まれ変わるプロセスを市民の協力で実現する、新たな資源循環モデルだ。


大阪府吹田市での回収は、2024年6月から東京都内3カ所のサービスステーションで実施している市民回収実証および大阪府堺市内11カ所のサービスステーションで実施している市民回収で得た知見を活用し、コスモ石油、コスモ石油マーケティング、コスモ石油販売が、日揮HDおよびレボインターナショナル、関係各社と協力して実施するもの。



各回収ボックスに集まった廃食用油はレボインターナショナルが収集し、国内初のSAF大規模生産を行うSAFFAIRE SKY ENERGYのプラント(コスモ石油堺製油所内)に供給し、国産SAFの原料として資源化する。



コスモエネルギーグループはパートナーである日揮HDおよびレボインターナショナルと連携し、SAFのサプライチェーン構築に向けた事業開発を加速させるとともに、航空業界におけるカーボンニュートラルを推進する。

また、日本国内における脱炭素化に向けた資源循環の機運を高め、国産SAFの供給体制を強化していく。

○<運用要領>



1.運用開始日:2025年7月1日

2.回収時間帯:9:00〜18:00(店休日を除く)

※時間外に持ちこまれた場合、回収できない。

3.回収容器:ペットボトル等のふたがしっかり閉まる容器

※一部受け取りできない容器がある。詳しくは各サービスステーションに電話にて問い合わせのこと。

4.回収拠点:

(1)セルフステーション佐井寺

・住所: 〒565-0841 大阪府吹田市上山手町22−5(TEL:06-7222-0691)

(2)セルフステーション南千里

・住所: 〒565-0855 大阪府吹田市佐竹台1-6-2(TEL:06-7222-0690)

(3)セルフピュア万博前

・住所: 〒565-0826 大阪府吹田市千里万博公園13-1(TEL:06-6877-4545)

(4)セルフピュア吹田江坂

・住所: 〒564-0054 大阪府吹田市芳野町2-4(TEL:06-6192-0711)

(5)セルフピュア千里丘

・住所: 〒565-0805 大阪府吹田市清水12-13(TEL:06-7222-0692)

5.その他注意事項:サービスステーションで回収できるのは家庭から出た食用油(常温液体の植物油)のみ。飲食店などで発生する事業系の油の回収はできない。


○〈回収から利用までの流れ〉



つかう:家庭で揚げ物などに使った使用済みの食用油(廃食用油)を、ペットボトルなどふたの閉まる容器に入れる。

だす:ペットボトルなどの容器に入れた廃食用油を、サービスステーションに設置されている廃食用油回収ボックスに入れる。

はこぶ:レボインターナショナルが廃食用油を回収し、コスモ石油堺製油所(大阪府堺市)構内にあるSAFFAIRE SKY ENERGY 所有のSAF製造装置まで輸送。

つくる:運ばれた廃食用油を原料として、SAF製造装置にてSAFを生産。

つかう:SAFが航空機に搭載され、航空燃料として利用される。(エボル)

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