宮世琉弥、目指すはバレーボールを知らない人の“架け橋” 応援サポーターとして使命感「寄り添える人に」

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2025年07月05日 09:00  ORICON NEWS

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宮世琉弥
 俳優の宮世琉弥(21)が「2025 TBSバレーボール」の応援サポーターに就任し、このほど同局で行われた取材会で意気込みや注目する日本代表選手のほか、中学時代の部活動で経験したバレーボールの“青春エピソード”などを語った。

【写真】ボールを手に…宮世琉弥の全身ショット

 地上波TBS系列とBS-TBSでは、6月5日に開幕した『バレーボールネーションズリーグ2025』男女日本戦全試合を放送。7月9日に開幕する日本ラウンドは全試合午後7時から地上波生中継する(※7月12日は、一部地域午後6時51分から)。さらに、8月23日に開幕する『2025世界バレー』は、地上波TBS系列にて男女日本戦全試合を放送する。今年はネーションズリーグと世界バレーの2大決戦として熱戦を届ける。

 現在『バレーボールネーションズリーグ2025』で熱戦が繰り広げられている中、宮世が「2025 TBS バレーボール」応援サポーターへの就任が決定。同じく応援サポーターを務める木村沙織(38)とは今回で初共演となる。

■プレー中の“駆け引き”が見どころ「一緒に考えて見ると面白いです」

 宮世はサポーター就任について「今までバレーボールは『楽しんで見よう』というスポーツ」だったが、女子日本代表の練習を見に行ってから感情に変化があったという。「お昼から夕方ぐらいまでずっと練習を見学させて頂いて、皆さんが『一緒に掛け声しましょう』と言ってくださったりとか、秋本美空選手(あきもと・みく/18)からは『8LOOMのメロディーが好きだから歌ってほしい』というお願いを頂いたり」と楽しげな交流を明かした。

 こういったやり取りを経たことで「皆さんを応援する気持ちがすごく強くなって、最初にストレート勝ちした時はもう泣きました」としみじみ。「応援サポーターとしていろんな方を巻き込んでもっと盛り上げていけたらいいなと思っています。ネーションズリーグの後は世界バレーも始まっていろんなイベントが行われていくので、僕にできる限りの応援をしたいなと思います」と意気込んだ。

 注目ポイントはプレー中の“駆け引き”。「テレビで見ているとあまり気づけないと思うんですが、セッターがトスを上げる時は相手のコートを見て『相手が(ブロックで)どこに跳んでくるか』とかを読み合うんです。『どこでブロックしようか』『誰に来るだろう』とか、そういうのを一緒に考えて見ると面白いです」と“ツウな”見どころを紹介。「僕はセッターを見るのがすごく好きです。コートを支配しているというか、(セッターを)中心にトスを上げるので。両チームのセッターは頭脳戦で特に闘っていると思います」と推察した。

 「全員が熱く戦っているというのも見ていて面白いですし、感動します。『スパイクを打つときにどこを狙ってるか』『わざとブロックアウトさせる』だったり、リバウンド(相手のブロックにわざとボールを当てて、自分のコートにボールを戻すこと)で立て直して、きれいな形で打つとかいろいろやり方があるので、すごく面白いです」とプレーの注目ポイントを次々と挙げた。

■男子&女子日本代表の注目選手は?「同い年には見えない」

 注目する男子選手として同い年の甲斐優斗(かい・まさと/21)を挙げ「かっこよくないですか?」と目を輝かせた。「リリーフサーバーとして入って、緊張感の中あのサーブを打てる甲斐選手は『メンタルがすごいな』と思いましたし、サーバーで入った時の安心感があってヒーローでした」と絶賛。「甲斐選手が入るタイミングは23、24点の時に(コートに)入ることが多いんです。でも外さないように、ちゃんと強いボールを相手のコートに打てるっていうのは『すごいな』って思います。同い年には見えないです」と褒めちぎった。

 「身長も2メートルあるので、すごい武器だと思いますし、スパイクの威力も強いし、サーブもすごくて、トップレベルじゃないですか。21歳で世界と戦っている。これからどうなってしまうんだろう」と今後のさらなる活躍に期待した。

 女子の注目は秋本美空選手。「妹(20)より年下なんです。そんな中で今世界で戦って頑張っている姿を見てると…」と感心した様子で「(以前)インタビューした時に『私はまだ入ったばっかりなので、全力でこのチームを盛り上げるために声を出していきたいですし、サポートの方もしっかりとやっていきたい』と仰っていた」と回顧。ベンチでの様子を見ていると「タオルとか他の選手に持って行って、またタオルを集めて、ちゃんと実行しているんです。『すごいな』と思って。試合に出たらちゃんと点を決めて活躍される。なので、秋本選手です。もちろんほかにも(注目してもらいたい選手が)いっぱいいらっしゃいますが!」と興奮気味に語った。

■芸能活動で寂しい思い…支えてくれたのは中学校の同級生ら

 宮世がバレーボールを始めたのは中学生の部活動。バレーボールに『出会えてよかったな』って今は本当に思います」としみじみ。「そのときにお母さんもバレーに興味を持ってくれて、試合を見に来てくれましたし、家族・いとことか、みんなでバレーを見るようになりました」と明かした。

 バレーを通じて貴重な青春を謳歌することもできた。「僕、中学1・2年とバレー部にいたものの、芸能活動で東京に行ったりとか、部活に参加できない時間が結構増えていって、中学3年ではもうほとんど(部活に)参加できてない状態だったんです」という。「学校にもほとんど行けていない状態だったので、たまに行った時に僕の活動を見てくれている子たちが(練習に)誘ってくれて、バレーボールがすごく盛んだったので(入部する)人数も多くて、(存在感が)どんどん埋もれていくはずなのに、同級生は練習に誘い続けてくれたんです」と“仲間の存在”に感謝した。

 「対人のパスの練習する人を休み時間にちゃんと組んでおかないと、部活の時に相手がいないってなっちゃうんです。『誰からも誘われないんだろうな』と思ったら、いろんな子が『対人パスやろう』って言ってくれて、すごくうれしかったですね。『そこまで思ってくれてるんだ』みたいな」。

 「先生もすごい方だったんです。僕が東京に行ってる時もクラスの子たちから『頑張れよ』みたいな動画を送ってくれたり。東京に行って1人で…中学生で友達と遊びたい時期にちょっと寂しいじゃないですか。そこを支えてくれたのはこの学年のみんなです。芸能活動をやっていると青春って少ないはずなのに、その量を増やしてくれたっていうのはすごくうれしかったなと思います」としみじみ語った。

■伝えたいスポーツの魅力「勇気と感動を与えてくれる」

 自身もバレーボールを経験しているからこそ、今回の応援サポーター就任はうれしかったという。「リアルタイムで試合の配信を見ているのですが、やっぱりすごく元気が出ます。勝った瞬間にも感動しますし、逆に選手たちがうまくいかなくて、真剣な顔をしている姿にも感動します。『次の日も自分も頑張ろう』って思える勇気と感動を与えてくれるところが、スポーツのすごいところだなと思うので(見るのが)楽しみになるんです。それをお仕事にできている自分も幸せだなと思うので、精いっぱい今自分にできることをやっていきたいです」と気を引き締める。

 7月9日からは『バレーボールネーションズリーグ2025』の「日本ラウンド」がスタートする。「新しい監督、新しい体制でバレーのやり方も変わりますし、そういった戦術的なところを詳しく見たらもっと面白くなると思うんです」とし、「僕はバレーボールをやっていましたが、全然わかってない方だと思うので、バレーボールを知らない方に寄り添える人になりたいです。バレーボールを知らない方への“架け橋”になれるように全力でやりたいなと思っています」と応援サポーターとしての“覚悟”を語った。

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