<陸上:日本選手権>◇4日◇第1日◇東京・国立競技場◇男子110メートル障害準決勝1組
日本高校記録保持者の古賀ジェレミー(18=東京高)が13秒56(向かい風0・3メートル)で3着となり、高校生では唯一、5日の決勝進出を決めた。
高校生でのファイナリストは、14年古谷拓夢以来、11年ぶりの快挙。予選でも自己ベストに0秒04と迫る13秒49をマークしており「決勝では(足の刻みなどを)改善して、1位とっちゃおうかなって思います」と堂々と宣言した。
ガーナ人の父と日本人の母のもとで育った高校3年生。110メートルハードルを始めたのは中学3年生の時だといい「もともと四種競技をしていたけど、400メートルと砲丸が苦手で『やりたくない!』と思って」と、ハードルに特化するようになった。
東京高2年時だった24年全国高校総体(インターハイ)を13秒59で制すと、今年6月の南関東高校総体で13秒45まで記録を伸ばした。「みんな同じ条件の中で速さが出ていくところが興味深いなぁって思っています。同じ条件だったら1位になりたいなって、燃える心が出てきます」と言葉に熱を込めた。
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決勝では9月の世界選手権東京大会の参加標準記録(13秒27)を突破済みの泉谷駿介、野本周成、阿部竜希に挑む。現時点で3人との実力差は大きいが「絶対負けたくないと思ってレースに出ている。それをにじませつつ挑みたい」と力を込めた。
同種目の世界選手権代表は村竹ラシッドが内定しているため、残る切符は2枠。8月24日までに参加標準記録を突破した上で今大会2位以内となることが優先的な選考条件となっている。
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