安野モヨコ原作「シュガシュガルーン」新作アニメ製作決定 20周年記念短編がパリで上映

0

2025年07月05日 13:51  cinemacafe.net

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

cinemacafe.net

「SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorcières」 ©Moyoco Anno / khara
フランス・パリ「JAPAN EXPO」にて7月4日(金)、スタジオカラーの新作短編アニメーションとして安野モヨコによる漫画連載20周年記念短編『SUGAR SUGAR RUNE  Les deux sorcières』がワールドプレミア上映され、「本編製作決定」がアナウンスされた。

フランス・パリ「JAPAN EXPO」で会場となったYUZUステージには、世界中のアニメファン約1,500人が集まり、新作短編映像ワールドプレミアを見届けた。

ステージには、MCの呼びかけとともに、スタジオカラー所属の監督・松井祐亮とアニメーションプロデューサー・藤原滉平が登壇。

シークレット上映となった短編上映後、驚きと興奮に包まれた拍手喝采となった観客に見守られる中、松井・藤原の2人から新作短編アニメーションが、安野モヨコによる漫画作品「シュガシュガルーン」連載20周年記念短編映像『SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorcières』(シュガシュガルーン レ・ドゥー・ソルシエール)であることが発表された。

上映後は、短編制作の経緯が語られると共に終盤には「『シュガシュガルーン』本編アニメーション製作決定」もサプライズで発表され、会場は大きな拍手に包まれた。

松井は「原作では描かれていない人間界への旅立ちを前日譚として想像を膨らまして描いた」と語り、キャラクターの背景に至るまで、原作者である安野氏と何度も意見を交わしながら作り込んだ制作過程を明かした。

一方、藤原は「この作品を通して、スタジオカラーの新しい才能をみていただきたい」と述べ、作品の手応えを語った。

イベント中盤では、第29回講談社漫画賞を受賞した「シュガシュガルーン」についても紹介。フランスを含め、全世界で展開中であることも明かされた。

あわせて、安野モヨコの作品群や、スタジオジブリ発行の小冊子「熱風」の表紙、和装ブランド「百葉堂」など、ジャンルを越えて活躍する同氏の魅力も紹介。

そして終盤、「『シュガシュガルーン』本編アニメーション製作決定」には、会場からは歓声と拍手が巻き起こり、松井は「CGアニメだからこその造形の良さがあるので、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。よろしくお願いします」と笑顔で応じていた。

■短編映像『SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorcières』
育った環境も性格も違うけれど仲良しのショコラとバニラの住む魔界はいま、王国祭の真っ最中。ショコラとバニラは、女王キャンディより次の女王候補として人間界行きを命じられ、ふたりは人間界へ行くために魔界を巡り、試練を乗り越えるために奮闘するーー。

今作は、ショコラとバニラが様々な試練を経て成長し、またお互いの友情を再確認する過程をロードムービーとして描いた原作漫画の前日譚。

原作者・安野氏の監修による、アニメーション独自のオリジナルストーリーとなっている。


「シュガシュガルーン」書籍情報
・単行本全8巻(講談社刊)
・新装版全4巻(講談社刊)
・フルカラー版全14巻(コルク刊_
・「シュガシュガルーン・コレクションブック」(小学館刊)

・「安野モヨコ選集 シュガシュガルーン」
第1巻(全5巻)
連載時のカラーページを再現 未収録イラストや創作資料も多数収録した待望の完全版
9月30日発売予定
発行:小学館クリエイティブ 発売:小学館


(シネマカフェ編集部)

    ランキングゲーム・アニメ

    前日のランキングへ

    ニュース設定