【フィギュア】羽生結弦さん、“新聖地”で開館記念の舞い 大トリで再登場「春よ、来い」で彩る

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2025年07月05日 15:04  日刊スポーツ

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「The First Skate」 演技後、笑顔を見せる羽生(撮影・増田悦実)

フィギュアスケートのアイスショー「The First Skate」が5日、仙台市太白区のゼビオアリーナ仙台に新設された通年型アイスリンク(仙台市アリーナ)で行われた。


冬季オリンピック(五輪)男子2連覇王者のプロスケーター羽生結弦さん(30)をはじめ、仙台市に縁のあるオリンピアンの本田武史さん(44)鈴木明子さん(40)や、本郷理華さん(28)が出演。国際規格(60メートル×30メートル)で整備された“新聖地”で開館記念の舞いを披露した。


オープニングで羽生さんが登場すると、場内は大歓声。仙台市内外から計3万件超の応募があり、高倍率の抽選から選ばれたファンから拍手で迎えられると、いきなり青を基調とした衣装で、イナバウアーを披露して待望の新リンクを沸かせた。


大トリで再登場した羽生さんは「五輪2連覇、世界選手権優勝2回、グランプリ(GP)ファイナル4連覇。世界男子初のスーパースラム」などと前置きされて「開館おめでとうございます。新しいアリーナで、どんどんどんどん仙台市のスケーターたちが練習できて、うまくなることを願いながら、今回のショーに参加させてもらっています。また仙台市から五輪の金メダルを夢見て頑張ってほしいと思います」と映像でコメント。続けて登場し「春よ、来い」を舞って記念すべきオープニングイベントを彩った。


アンコールでは「Let Me Entertain You」で、ライブも可能な新アリーナをロック空間と化し、盛り上げた。その後「初めてスケートの歴史が刻み込まれました」のアナウンスに続き、フィナーレへ。全スケーターが勢ぞろいし、最後は羽生さんが何周もし、手を振り、笑みを振りまき、門出を祝った。


冒頭は会場について「ようこそ、未来を紡ぐ新しい舞台へ」と映像でアナウンスがあり、仙台市にある日本フィギュアスケート発祥の地「五色沼」や、荒川静香さん(43=06年トリノ五輪)と羽生さん(14年ソチ五輪、18年平昌五輪)という2人の金メダリストを輩出した聖地であることが紹介された。


午前中は開館記念式典が行われ、仙台市の郡和子市長らがテープカットを行った。記念イベントには出演できなかったものの、荒川さんや26年ミラノ・コルティナ五輪を目指す佐藤駿(21=エームサービス/明治大)や千葉百音(20=木下グループ)からの祝福メッセージも届けられた。【木下淳】

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