サンダーランドに加入したサディキ [写真]=Icon Sport via Getty Images サンダーランド(イングランド)は5日、ユニオン・サン・ジロワーズ(ベルギー)からコンゴ民主共和国代表MFノア・サディキが完全移籍で加入することを発表した。
サンダーランドとサディキは2030年夏までの5年契約を締結。イギリスメディア『アスレティック』によると、サンダーランドがユニオンSGに対して支払う移籍金は、基本1700万ユーロ(約29億円)に加えてボーナス最大350万ユーロ(約6億円)となるようだ。
2004年12月生まれのサディキはベルギーの首都ブリュッセルで生まれ育ち、6歳で名門アンデルレヒトの下部組織に入団。2022年5月に17歳でトップチームデビューを飾った。2023年夏にライバルのユニオンSGに完全移籍すると、中盤の主力として活躍し、2023−24シーズンは110年ぶりのベルギーカップ優勝、2024−25シーズンは90年ぶりのトップリーグ優勝に貢献した。
ボール奪取能力や展開力が評価されるサディキ。世代別代表ではベルギーでプレーしていたが、U−20から自身のルーツであるコンゴ民主共和国に変更した。2024年9月にA代表デビューを飾り、ここまで4キャップを刻んでいる。
9シーズンぶりにプレミアリーグの舞台に帰ってきたサンダーランドにとってサディキは、フランス人MFエンゾ・ル・フェー(※買い取り義務でローマから加入)、クラブ史上最高額の移籍金3000万ポンド(約59億円)でストラスブールから加入したセネガル代表MFアビブ・ディアラに続き、今夏3人目の補強となる。サディキは加入に際し、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。
「僕をサンダーランドに迎え入れてくれたみんなに感謝したい。ここは巨大なクラブだが、僕を納得させたのは人々と話したことだ。彼らは歴史や築きたいもの、そして僕が果たせる役割への信念について話してくれた。デュエル、前への飛び出し、パッション、そしてボールを追いかける。何よりも勝ちたい。ピッチに足を踏み入れるたびに、この思いを胸に刻む。これが僕の新しいチームであり、この決断に本当に満足している」
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A thing of beauty 😍🪡— Sunderland AFC (@SunderlandAFC) July 3, 2025