物価高で変化!「休みより収入」選ぶ社会人が5割超、副業意向も6割超 休日の過ごし方も変化!?

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2025年07月05日 17:20  まいどなニュース

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物価高対策として休暇よりも副業などを選択する人が増加(aomas/stock.adobe.com)

物価高騰が続く今、休日の過ごし方に変化はありませんか。パーソルキャリア株式会社が運営する調査機関「Job総研」の調査によると、20〜50代の約8割が「物価高によって休日の過ごし方に影響が出た」と回答していることが明らかになりました。

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本調査は、2025年5月2日〜5月7日に全国20〜50代の社会人378名を対象にインターネットで実施されました。

回答者全体の84.1%が休日の過ごし方に物価高の影響を受けていると回答しており、その影響は広範囲に及んでいました。具体的な変化としては、「外食や外出の頻度を下げた」が48.4%で最多となり、次いで「家で過ごす時間が増えた」47.2%、「旅行回数や遠出を控えた」43.1%と続いています。

現在の年収は、平均が559.0万円、中央値が500.0万円、最頻値が500.0万円でした。さらに、休日の支出に関して「負担に感じる派」が73.6%で多数を占めており、そのうち「とても負担に感じる」18.3%、「負担に感じる」25.4%、「どちらかといえば負担に感じる」29.9%という結果でした。

物価高による休日の過ごし方の変化として、休日のために「とてもお金をかけなくなっている(19.1%)」「お金をかけなくなっている(25.9%))」「どちらかといえばお金をかけなくなっている(33.3%)」と、合わせて78.3%が休日のためにお金を使わなくなったと回答しました。
また、物価高で労働を「生活の為」と感じるかという質問では「感じるようになった派」が64.3%と過半数に達しており、その内訳は「とても感じるようになった(17.7%)」、「感じるようになった(21.2%)」、「どちらかといえば感じるようになった(25.4%)」となりました。

「収入」と「休み」に関する質問では、回答者の57.6%が「収入」を優先すると回答しており、その内訳は「断然収入」11.6%、「収入」11.1%、「どちらかといえば収入」34.9%となっています。また、収入が増えるのであれば休みを減らすかという問いに対して「減らすと思う派」が46.6%に上り、このうち「とてもそう思う」9.5%、「そう思う」10.1%、「どちらかといえばそう思う」27.0%という結果でした。

休みを減らすと回答した176人がその理由として挙げた上位項目は、「将来の貯蓄を増やしたい」が49.4%と最も多く、次いで「稼げるうちに稼ぎたい」48.3%、「賃金が上がらないから」38.1%と続いています。一方で、休みを減らさないと回答した202人が重視する理由は、「心身の健康を優先したい」が70.3%で圧倒的に多く、さらに「体調を崩す恐れがあるから」50.0%、「メンタルの安定に必要不可欠」45.5%といった、健康面への配慮が挙げられました。

収入増加への意識が高まる中で、回答者全体の60.8%が、収入を増やすために休日出勤や副業をしたいと考えていることが判明しました。そのうち、「とてもしたいと思う」が13.2%、「したいと思う」が17.7%となりました。具体的に希望される手段としては、「副業」が66.9%と最も多く、次いで「残業」51.9%、「休日出勤」25.4%という順になりました。自由記述コメントからは、「終業後でも余力があるときは、これまで趣味をしていた時間を仕事に当てたいとさえ思う」「外食等の頻度がかなり減った。必要な残業を率先して引き受けるなど、少しでも家計の足しにしている」「賃金が全く上がらないが物価は上がるので、その差を埋めるために休みを使って副業をしている」「趣味も1年以上控えているため、休んでいる暇があったら収入を増やすために仕事をしたい」といった意見がありました。

【出典】
Job総研/2025年 休み方実態調査〜物価高編〜

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