「令和の虎」29歳急死「あお社長」を動画で追悼「一生忘れることはない」主宰が公表経緯も説明

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2025年07月05日 19:03  日刊スポーツ

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青笹寛史さんのXから

急性心不全により6月25日に29歳で亡くなったことが公表された実業家、青笹寛史(あおささ・ひろふみ)が出演していたYouTubeの人気リアリティー番組「令和の虎CHANNEL」が5日、更新され、主宰の林尚宏氏が追悼のコメントを寄せた。。


林氏は「青笹社長について」と題された動画に1人で登場すると、神妙な表情で「皆さん、たくさんコメントをいただきました、青笹さんの件です」と切り出すと、「とても悲しいです。とても信じられませんでしたし、本当に急なことでした」と悲痛の心境を明かした。また青笹さんとの交流を「本当に仲良しでしたし、思い出もたくさんなので、本当に悲しい」と振り返った。


これまで同チャンネルで報告をしていなかったことについては「ご家族の皆さんと連携しながら、対応、方針を決めてましたので、あまり…騒がないように、というか、残された皆さんが、できるだけ平和に過ごせるように、と思って、あえて動画を出してませんでした。残された皆さんの落ち着いた生活が一番、僕は大切だと思っていたので、ご遺族のご意向を尊重して、何も触れずに、Xでは軽くコメントさせていただきましたが、『虎』としての声明は出さずにやってまいりました」と説明した。


林氏はその上で「でも、それが逆に、コメント欄で皆さん、心配になってしまったので、あらためて動画を出すことにしました」とコメント。「今日も、今後のこととか決めるために、このカメラの後ろには青笹さんのお兄さん、雅史さんがいらっしゃいます。こういう動画を撮った方がいいんじゃないか、ということで、許可を得て撮影しています」と明かし「なかなか、皆さんが『何で、アオさんの件を触れないんだ』『何も思ってないのか』と思われるかもしれませんが、そんなことは絶対にありません。青笹さんのことは一生忘れることはないですし、本当に感謝しているし、だからこそ、いろいろ考え抜いた結果、こういう対応になっております。ご理解をいただけるとうれしいです」と呼びかけた。最後は数秒の間をあけた後、「以上になります」と結んだ。


青笹さん訃報は、兄の雅史氏が3日に公表した。


青笹さんは島根大医学部在学中に、動画編集フリーランスとして編集活動を開始。医師免許取得を取得しながら、20年にアズール株式会社を設立した。22年に島根大卒業、医師免許取得後も動画編集の道に進み、動画編集者教育を行う「動画編集CAMP」を全国展開するなど、実業家として幅広く活躍してきた。YouTuberヒカルの動画に出演するなど、交流があったことでも知られる。


22年からは「令和の虎」に出演。同番組は起業などの出資を求める志願者たちが、青笹さんら「虎」と呼ばれる実業家の前でプレゼンテーションを行い、厳しいチェックを受けながら、虎たちを納得させて希望額まで出資額が達すると、獲得できるリアリティー番組。青笹さんは歯に衣(きぬ)着せぬ的確な発言で「あお社長」の愛称でも親しまれていた。


林氏は、昨年9月に64歳で亡くなった「令和の虎」主宰の岩井良明氏の後をついで、2代目主宰を務めている。

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