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フィギュアスケート女子でシニア1季目の中井亜美(17=TOKIOインカラミ)が、逆境から26年ミラノ・コルティナ五輪を目指す。
5日は大阪・関空アイスアリーナで全日本シニア合宿にあたる「五輪対策合宿」に参加。23年世界ジュニア選手権銅メダルの新星は、大技トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めて「まずはグランプリ(GP)シリーズ2戦でいい演技をしたい」。10月からの大舞台へ視線を向けた。
舞台裏では誤算もあった。2週間ほど前に昨季から継続予定のフリー「シンデレラ」が著作権の問題で使用できないと判明。7月中旬に新曲を国内で振り付けるため、現状は白紙となった。当初は7月の初戦を見込んでいたが、8月以降の競技会にずれ込む見込み。シンデレラは「すごく好きだったプログラム。滑れないのはすごくショック」と素直な感情を言葉にした。
海外選手が無断使用を理由に訴訟された事例を受け、今季は日本でも権利許諾を得ることを徹底。だが、権利処理までにはタイムラグがあり、申請却下など混乱が広がっている。新潟で生まれ、千葉を拠点に成長を遂げてきた高校2年生は「シニアデビューなので、あまり気を張りすぎず、全部の試合を楽しみたい」と前向きに進む。【松本航】
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