【フィギュア】17歳中井亜美フリー白紙に「すごくショック」逆境から進む五輪シーズン

1

2025年07月05日 19:15  日刊スポーツ

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

フィギュアの五輪対策合宿公開練習で、演技を披露する中井亜美(撮影・藤尾明華)

フィギュアスケート女子でシニア1季目の中井亜美(17=TOKIOインカラミ)が、逆境から26年ミラノ・コルティナ五輪を目指す。


5日は大阪・関空アイスアリーナで全日本シニア合宿にあたる「五輪対策合宿」に参加。23年世界ジュニア選手権銅メダルの新星は、大技トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めて「まずはグランプリ(GP)シリーズ2戦でいい演技をしたい」。10月からの大舞台へ視線を向けた。


舞台裏では誤算もあった。2週間ほど前に昨季から継続予定のフリー「シンデレラ」が著作権の問題で使用できないと判明。7月中旬に新曲を国内で振り付けるため、現状は白紙となった。当初は7月の初戦を見込んでいたが、8月以降の競技会にずれ込む見込み。シンデレラは「すごく好きだったプログラム。滑れないのはすごくショック」と素直な感情を言葉にした。


海外選手が無断使用を理由に訴訟された事例を受け、今季は日本でも権利許諾を得ることを徹底。だが、権利処理までにはタイムラグがあり、申請却下など混乱が広がっている。新潟で生まれ、千葉を拠点に成長を遂げてきた高校2年生は「シニアデビューなので、あまり気を張りすぎず、全部の試合を楽しみたい」と前向きに進む。【松本航】

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定