フィギュアスケート女子で日本のエース坂本花織(25=シスメックス)が5日、友のペア挑戦に反応した。
大阪・関空アイスアリーナで行われている全日本シニア合宿「ミラノ・コルティナ五輪対策合宿」に参加。男女トップ選手と練習し、最後は世界選手権男子優勝4度のカート・ブラウニングさん(59)、10年グランプリ(GP)ファイナル女子優勝アリッサ・シズニーさん(38)の指導を受けながら参加者全員でスケーティングスキルを磨いた。
1日にはこれまで神戸を拠点とし、同じ中野園子コーチ(72)の指導を受けてきた籠谷歩未(24)がペア挑戦を発表。昨季限りで現役引退の予定だったが、撤回し、京都の木下アカデミーを拠点に、本田ルーカス剛史(22)と新たな世界に歩を進めることになった。
坂本は5月にカナダで振り付けをしている際に「ちょっと相談したいことがあるんやけど…」と籠谷からLINEがあったという。
「『どうしたんやろう…』と思いました。あんまりあゆ(籠谷)から、相談ってなくて。大体相談があると、ヤバイ話か、重い話か(笑い)。報告やったら絶対にいいことなんですが、相談は重い話が多いから『待って…この相談、めっちゃ怖いかも…』って思ったら、その話でした。『えぇ!?』みたいな。夜中だったんですけど、めっちゃ目が覚めました。その後全然寝られなくて(午前)4時ぐらいまで起きていました」
|
|
そんなやりとりで自身の考えは伝えたといい、春の時点では想像もしなかった形で、友も挑戦を始めた。
坂本は今季限りでの現役引退を表明している。集大成のミラノ・コルティナ五輪に向けて「去年から『2年で1つ』というのを言ってきた。後半に差しかかるので、去年得たものを、今シーズンしっかり発揮できるように頑張りたい。一番いい結果が出せるようにしたいと思っています」と力を込めた。【松本航】
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。