北九州記念に出走するロードフォアエース(c)netkeiba 今週の日曜日は、小倉競馬場で北九州記念(GIII)が行われます。
過去10年の北九州記念では、5番人気以内の馬が5勝2着8回3着5回。6番人気以下が5勝2着2回3着5回。ハンデ戦らしく人気薄にも十分にチャンスのある重賞と言えそうです。
ただ、ここ10年の北九州記念を見ると、5番人気以内の馬が総崩れになったケースはありません。三連単の配当が50万円を超えた17年や24年でも2着や3着は人気薄でしたが、勝ち馬は5番人気以内の馬。人気馬と人気薄をうまく組み合わせることが的中の秘訣と言えそうです。
過去10年の北九州記念での結果から、人気馬で信頼できそうなのは3歳や4歳といった若い年齢の馬です。過去10年の北九州記念で5番人気以内の3歳馬が2勝2着1回3着1回で単勝回収率は123%。同4歳馬が3勝2着2回3着2回で複勝率は58.3%、単勝や複勝の回収率でも100%超えとなっていますので、多くの支持を集めている若い年齢の馬はその期待に応える傾向にあると言えるかもしれません。
はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆頼もしい鞍上を味方に重賞初制覇へ
今週の北九州記念でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるロードフォアエースでした。
週初の本命候補3頭には挙がっていなかった本馬ですが、その予想が一転しロードフォアエースに高評価が与えられました。
ロードフォアエースは芝1200mで7戦2勝2着5回と連対率100%。勝ち切れないレースも目立ちますが、どんな競馬場でも上位争いに絡んでいるのは総合力の高い証。オープンに上がった近3走も小倉、阪神、中山の芝1200mで連対していますし、この安定感はメンバー随一と言えます。
ここ3走は前々からの競馬をしていますが、3勝クラスを勝ち上がった4走前は中団あたりから差してきており脚質に自在性も感じられます。展開次第で戦法を変えることができるのも強みのひとつでしょう。
さらに、今回は川田騎手とのコンビで出走。川田騎手は小倉の重賞で好成績を残しており、これまでに9勝を挙げる活躍を見せています。しかも、単勝や複勝の回収率は100%超えですし、重賞初制覇へ向けてこれ以上に頼もしい鞍上はいません。
ハンデ戦で難解な一戦ですが、その中でAIが本命にするということは、それだけ非の打ち所がない証なのでしょう。近走で勝ち切れていないうっ憤を重賞の舞台で晴らしてくれることに期待したいところです。