アーセナルが獲得を狙うギェケレシュ [写真]=Getty Images スポルティングに所属するスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュは、自身が望むアーセナル移籍に向けて給与カットを受け入れたようだ。6日、ポルトガル紙『レコルド』が伝えている。
今夏の移籍市場でストライカーの補強を目指しているアーセナルは、ここ数日間でギェケレシュ獲得に向けた交渉を大きく進展させた模様。すでに選手とは2030年6月末までの5年契約締結で合意に達しており、アンドレア・ベルタSD(スポーツディレクター)が中心となってスポルティングとの交渉に臨んでいる。現時点で不透明な要素も多いが、移籍金は7000万ポンド(約138億円)程度になる可能性が高いようだ。
そうした中、アーセナルへの加入を望むギェケレシュも移籍成立に向けて全力を尽くしているという。報道によると、金銭面をめぐるクラブ間交渉が円滑に進むよう同選手はアーセナルが提示した給与パッケージの一部を放棄したとのこと。その金額は200万ユーロ(約3億4000万円)程度と見られており、アーセナルがスポルティングへ提示するオファーにそのまま上乗せされるようだ。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、ギェケレシュがクラブ間合意に向けて給与のうち200万ユーロ(約3億4000万円)を放棄したと指摘。依然として金銭面での折り合いはついていない模様だが、協議は進行中であり、アーセナルは獲得へ前進しているようだ。
現在27歳のギェケレシュはブライトンやザンクト・パウリ、スウォンジー、コヴェントリーを経て2023年夏にスポルティングへ完全移籍加入。ここまで2シーズンで公式戦通算102試合に出場し97ゴール28アシストをマークしている。