移籍が決定した松本大弥(写真は今年4月25日のもの) [写真]=柳澤健太 サンフレッチェ広島に所属するMF松本大弥が、湘南ベルマーレに完全移籍することが決定した。7日、両クラブが発表している。なお、湘南での背番号は「66」となる。
2000年8月10日生まれで現在24歳の松本は、広島の育成組織出身で、2018年にプロ契約を締結。2019年2月にデビューを飾った。2021年には大宮アルディージャへ、2022年にはツエーゲン金沢への期限付き移籍を経験。2023シーズンから広島に復帰していたが、今シーズンはここまで2025明治安田J1リーグで4試合、2025JリーグYBCルヴァンカップで1試合、天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会で1試合の出場にとどまっていた。
移籍が決定した松本は広島のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「このたび、湘南ベルマーレに完全移籍することになりました。まずはこのタイミングでチームを離れることによってチームに迷惑をかけることを本当に申し訳なく思っています。そして自分の意見を尊重して送り出してくれたクラブに感謝しています」
「正直、今回このタイミングで移籍することが自分にとって良い決断なのか本当に悩みました。ユースから期限付き移籍期間を含め10年、広島の選手としてプレーしてきて、広島で活躍したい、このクラブにもっと貢献したいと強く思うようになり、たくさんの先輩方が広島で育って活躍していく姿を見て、自分もそうなりたいと思うようになりました」
「そんな中で、なかなか試合に絡めず、試合経験も積めないまま過ぎていく日々に焦りも感じるようになりました。今後の自分のキャリアを考え、新しい環境に身を置いて挑戦したいと思い、今回移籍を決意しました」
「ファン・サポーターの皆さんが僕に期待してくださっていたことは本当に伝わっていましたが、その期待に応えることができずに去ることになってしまい申し訳ありません。ファン・サポーターの皆さんの応援は常に僕の原動力となっていて、これからも忘れることはありません」
「広島の街と人の温かさが本当に大好きで、僕にとって、サンフレッチェ広島の一員であれたことは誇りであり、感謝してもしきれません。寂しい気持ちではありますが、広島で培ったこと全てを胸に、覚悟を持って次のステージで活躍できるように頑張ります! ユースから約10年間、本当にありがとうございました」
そして、加入する湘南のクラブ公式サイトでも以下のようにコメントしている。
「サンフレッチェ広島から完全移籍で加入することになりました。松本大弥です。広島から覚悟を持って加入することを決断しました。新しい挑戦をさせて頂けることに感謝しています。湘南ベルマーレの勝利のために自分の力を全て注いで、皆さんとできるだけ多くの喜びを分かち合えるように頑張ります! ファン・サポーターの皆さんにスタジアムでお会いできるのを楽しみにしてます! よろしくお願いします!」