茶摘み衣装を着て踊る宇治田原町の幼稚園児=7日、京都市下京区 緑茶の産地として知られる京都府宇治田原町の幼稚園児が、京都市中心部のJR京都駅前で、茶摘みの歌と踊りを披露して「緑茶が生まれたまち」をPRした。
江戸時代に、同町で茶業を営んでいた永谷宗円が現在飲まれている緑茶の製法を完成。既存の製法に比べ、香りや味わいが圧倒的に優れているとして全国に普及し、同町を含む山城地域が高級茶の産地として定着した。
この日は町内の園児10人が茶摘み衣装を着用し、「茶摘み」「うじたわらの子守唄」など4曲の歌と踊りを披露。大勢の人の目を引き付けた。同町の職員は「直接的な効果がどれくらいあるかは分からないが、町を知ってもらうきっかけとして期待している」と話していた。