【日本ハム】栗山CBO「”野球ってこんなもんだな”は壊したい」2軍移転/会見全文

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2025年07月07日 17:16  日刊スポーツ

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日本ハムの2軍施設移転に関して会見する栗山CBO。後方は2軍施設イメージ図(撮影・黒川智章)

<2軍移転意向表明会見6>



日本ハムは7日、北海道・北広島にある1軍本拠地のエスコンフィールドで会見を行い、千葉・鎌ケ谷にある2軍本拠地を北海道の札幌圏に移転させる意向を表明した。30年開業を目標とし、移転先の公募はせず、すでに札幌圏の江別、北広島、札幌、恵庭、千歳、苫小牧の6市と協議を開始しているという。2軍本拠地の移転が正式決定となった場合、鎌ケ谷の2軍施設をどうするのかは未定。会見には栗山英樹CBO(64)と小林兼開発本部副本部長が出席した。


会見での質疑応答は以下の通り。


   ◇   ◇   ◇


−先ほどの地域貢献の部分も触れてたと思うんですけど、今は部活が単体の学校で維持できないとか、地域の課題があると思うが、そこへの貢献っていうのも視野に入れながら、それを計画していくってことでしょうか


栗山CBO それができたらいいですね。部活のことは僕らも関連していて、非常に大変で難しい状況ではあるんですね。それは国とも話をしながら、どういう風にしたらいいのか。ただ、野球会的にも完全にバックアップするんで。この前、ちょっと拝見させてもらいましたけど、そういったものも地域のためになるんであればすごくうれしいんで。なんで、そうやって幅を広げておくと、そういう指導者とか、いろんなことが起こるんじゃないかなっていう、それを少し考えながら今、やってます


小林副本部長 まだできるかどうかわからないですけど、そういったスポーツ合宿なんかにも対応できるような施設っていうのもひとつ検討しながらやっていきたいなっていう風に思います


−2004年に北海道に1軍が北海道へ移転したタイミングで、いずれは鎌ケ谷からも移転することを構想していたのか


小林副本部長 当然あったと思います。当時、検討されたかどうか、私は把握してませんけれども、随分前からそういった構想があったっていう風に聞いてます


−3軍のお話が栗山CBOからあったが、選手の数が増えていって、他の球団とかと足並みがそろっていった場合に、3軍とかをつくっていくような感じですか


栗山CBO やっぱり選手が多くなると、その試合の場所っていう。打席をどう立たせてあげるかと、いろんな育成のための必要な場所っていうのがあって。で、独立リーグだったり、いろんな大学だったり社会人だったり、いろんな連携はもちろんあるのかもしれないですけど、プロ野球全体としてまず形を整えていかないとっていうところもありますよね。だから、例えばファームの試合は全部ナイターにしてくださいとか、いろんなお願いをしてます。いろんな…僕1人でやったってバンって弾かれますんで(笑い)。だから言いたいことは、よくわかるんで。そのバランスを見ながら、選手だけ増えても試合ができなかったら育成できないっていうところもあるので。そういういろんなことをちょっとみんなと話はしながら、前に進めます。全部、小林さんにお願いしても、小林さんが困っちゃう(笑い)


−再開発に関するパートナー企業の件なんですけれど、Fビレッジはいろんな企業といろんな形で取り組んできて、そういった企業からまずは順々に話をしていくのか、それとも今回まだ建設地が決まってないですけれど、そういうFビレッジとは関係なく、また興味のあるそういった不動産関係の開発も道内外問わずに声をかけ、募集していくのか、そのあたりはどのように考えてますか


小林副本部長 どちらも可能性あると思ってます。すでにパートナーの企業様にもお声かけできればと思いますし、新しい場所で新しいパートナー様とご一緒するっていう可能性ももちろんあると思ってます


−いつまでに最低限、こういった業種のところは決めたいなみたいなのってあるんですか


小林副本部長 いや、特に決めてないです


−やっぱり雪の問題はあると思うんですけど、開幕時期とか、やっぱり雪が多かったりとかがあるが、屋根はつける可能性はあるのか


小林副本部長 いや、屋根はなしで、オープンエアでやりたいなと思ってます。先ほど申し上げた通り、エスコンフィールドも活用しながらっていう形で、やりたいです


−球場は天然芝、人工芝のどちらかなど決めていますか


小林副本部長 まだ、決定してないです


−イメージ図では木材がよく使われてるかなと思うんですけど、北海道の地産地消じゃないですけど、そういう木材を使ったスタジアムになるのか


小林副本部長 やっぱり北海道らしく、木を使ってっていうことは意識してまして。ただ、全て木造というわけにはいかないと思いますので、可能な限り木を使いながら北海道らしいスタジアムにしたいと思います


−1月の自主トレもエスコンとなるのか


小林副本部長 自主トレをする選手のご要望次第かと思いますけれども、これから検討になるかと思います。ご要望があれば


栗山CBO その辺はもっと幅を広げて、例えば、沖縄の名護の拠点とか、そのもっと広く全体像を見た時に、選手たちに一番何がプラスかっていうのは、今すぐじゃないですけど。で、小林さんが言われる通り、まずは北海道に持ってきたっていう、ここからまた幅を広げるっていう。ちょっとまた違った形をね。今までの、なんとなく“野球ってこんなもんだな”っていうのは、ちょっと壊したいっていうのはちょっとあるので。でも、我々の言うことを聞いてると、本当にお金がいくらあっても足りない(笑い)。けど、なんかそういう、なんか新しい形をみんながつくらなきゃいけない時代になってるっていう風に僕はちょっと思ってるんで、野球に限らず。なんかそこはちょっといろいろ相談させてもらえればなと思います


−ファームの選手が1月の早い段階で沖縄に行くことも


栗山CBO それもあるだろうし、別にそういう拠点がもし本当に必要なんだったら、そこの拠点をつくらなきゃいけないのかもしれないし。違う、練習だけに使う場所なのかとか。それはちょっとこれから。ただ、まずはここでやれるはずだと我々は信じていくので

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