【球宴】初選出の日本ハム北山亘基、天国の祖父へ恩返し「ベンチに持っていく」14年お土産タオル

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2025年07月08日 05:11  日刊スポーツ

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マイナビオールスターゲーム2025の監督選抜で選出された意気込む日本ハム達(左)と北山(撮影・黒川智章)

日本ハム達孝太投手(21)が7日、「マイナビオールスターゲーム2025」(23日=京セラドーム大阪、24日=横浜スタジアム)に監督選抜で選出された。6月29日西武戦で、オール先発でのデビュー6連勝を達成。球団OB大谷翔平超えを果たしたホープは大阪出身で、第1戦登板がかなえば「面白いことをやりたい」と凱旋(がいせん)快投を思い描いた。北山亘基投手(26)も選出され、ファン投票選出の田中、レイエス、万波、清宮幸の計6選手の出場が決まった。


   ◇   ◇   ◇


監督選抜で球宴初選出が決まった北山は、まずソフトバンク小久保監督に感謝した。「日頃戦う相手の監督さんに評価していただいたのはすごく光栄。そういううれしい気持ちで、オールスターで投げられたら」と気持ちを高ぶらせた。本番では新庄監督との約束を果たす。「選出を伝えられたときに新庄さんから『全部三振取ってこい』と言われましたので、全部三振取ります」と意気込んだ。


かわいがってくれた天国の祖父へ、恩返しを果たす。14年に甲子園での球宴を観戦した祖父がお土産に買ってきたタオルは「今でも大事に使わないで持っている。車の肘かけの収納ボックスに入っている」。高校1年時に亡くなり、プロで投げる姿を見せることはできなかったが「心の中で生きている。そのタオルの舞台に実際に僕が立てるっていうのは、すごく感慨深い。タオルは(球宴の)ベンチに持っていきます」。全球に熱い思いをこめ、夢舞台を満喫する。


8日のロッテ戦は球宴選出後、初登板となるが「球宴とは別物」と気持ちを切り替える。防御率リーグトップ1・15の右腕は「ここはチームの戦い。勝ちに貢献できることだけを考えて投げたい」。しっかり6勝目をつかみ、今季最多15個目の貯金を、チームにもたらす。【永野高輔】

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