初招集の滝川結女、なでしこ定着へ「得点は意識してやりたい」 新潟Lの同僚GK平尾知佳も太鼓判「昨季すごく伸びた選手」
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2025年07月08日 07:01 サッカーキング

なでしこジャパン初招集となった滝川結女 なでしこジャパン(日本女子代表)は7日、9日に迫った東アジアE-1サッカー選手権2025 チャイニーズ・タイペイ女子代表(台湾女子代表)戦に向けて初練習を行った。
なでしこジャパン初招集となった滝川結女は「最初は少し緊張もありましたけど、周りも上手い選手が多くてやりやすかったですし、初日からいい練習ができました」と振り返った。所属するアルビレックス新潟レディースでは、昨シーズン22試合で8得点を記録。カップ戦も含めた公式戦での得点数は二桁に到達し、初の代表入りへ期待も高まっていたが、当初発表されたメンバーリストに滝川の名前はなかった。それでも土方麻椰のコンディション不良により追加招集が決定。「最初は悔しい部分もありましたが、今回チャンスをいただけたので良かったですし、楽しむことが一番だと思っています」と代表の舞台でも自身のスタンスを貫く構えだ。
新潟でともにプレーした平尾知佳も「結女とは約6年間一緒にやってきて、昨シーズンすごく伸びた選手だと思います。結果的に招集されたことは本人にとっても大きいですし、頑張ってほしい」と期待を込める。
7日の練習ではいきなりフルコートで11対11のゲーム形式を実施し、滝川は2トップの一角でプレーした。「スタミナ的にはまだまだですけど、日を追うごとに付いてくると思うので、そこは自信を持ってやっていきたい」と滝川。時折り中盤の位置まで下がってボールを受け、そこからもう一度前線へ動き出し、チームのリズムを生み出すプレーも多かった。「前にガッと走るより、間で受けることも持ち味。まだまだではありますけど、少しは出すことができた」と手応えを語る。今や海外組が全盛のなでしこジャパンにとって、今後もコンスタントに招集されるためには得点という目に見える結果を残すしかない。「チャンスをもらえたら、得点は意識してやりたい」と貪欲にゴールを狙っていく。
取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)
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