七夕賞に挑む田中勝春調教師 エヒトとつかんだ22年の勝利を振り返る

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2025年07月08日 07:30  netkeiba

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22年の七夕賞を制したエヒト(22年7月撮影、ユーザー提供:Taikiさん)
 今年の七夕賞(3歳上・GIII・芝2000m)では、開業1年目の田中勝春調教師がシリウスコルト(牡4)で調教師としての初制覇を狙う。

 実は騎手時代の田中勝春調教師は、七夕賞と好相性だった。22回騎乗して【3-3-0-16】の勝率14%、連対率27%。02年に前々年のNHKマイルC覇者のイーグルカフェとコンビを組み、8回目の挑戦で初制覇。翌03年には6番人気の伏兵ミデオンビットで連覇を果たした。その後は勝利から遠ざかったが、22年にやはり6番人気のエヒトで19年ぶりの戴冠。中団追走から勝負所で押し上げると、直線で堂々と先頭へ。2着のヒートオンビートに2馬身半差をつける圧勝で、パートナーを重賞初制覇に導いたのだった。

 結果的にこれが田中勝春騎手の最後の重賞制覇だった。それから僅か3年、開業イヤーに有力馬で参戦するのだから、やはり七夕賞とは縁があるのだろう。シリウスコルトは3月に解散した宗像義忠厩舎から引き継いだ馬。転厩後は六甲Sが2着、福島民報杯が1着、そして前走の新潟大賞典で初タイトル獲得と勢いに乗っている。今回はハンデがカギとなるものの、重賞連勝の可能性大だろう。

 田中勝春調教師は開業1年目で早くも重賞2勝目となるか。「七夕賞男」として名を馳せたトップジョッキーが、トレーナーとしても存在感を発揮することを期待したい。

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