
京セラ(京都市)とJR東日本スマートロジスティクス(東京都墨田区)は、東京駅の冷蔵受け取りロッカーを利用して、「matoil(マトイル)」の食物アレルギーに対応した弁当を受け取れるサービスを始めた。
「マトイル」は、京セラの新規事業アイデアスタートアッププログラム制度から始まった事業検証中の食物アレルギー対応サービスで、東京都世田谷区にある工房一体型スタジオ「matoil factory」から、修学旅行先や家族旅行先へ食事を届けている。どのようなアレルゲンでも対応できるよう相談窓口を設けているという。
京セラとJR東日本スマートロジスティクスは、2024年10月1日〜25年3月31日、このサービスの実証実験を東京駅で実施した結果、利用者から「また利用したい」「今後もサービスを継続してほしい」という要望があったことから、正式にサービスを始めることにした、としている。
利用方法は、マトイルオンラインショップで注文すると、「マトイルファクトリー」で調理加工した弁当をマトイルのスタッフが東京駅の冷蔵に対応したロッカー「マルチエキューブ」に配送する。利用者は、予約番号を入力すると受け取ることができる。ロッカーは、グランスタ地下北口改札近くにあり、始発から終電まで利用できる。
JR東日本スマートロジスティクスは、「マルチエキューブ」を展開し、利用できるサービスの拡充に取り組んでいる。
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