【西武】先週のMVP＆今週の展望　正念場、渡部聖弥復調がカギ

各チームの現在地を紹介します！　球団別に担当記者が選んだ先週のMVP、今週の見どころ、入れ替え＆2軍情報、広報情報をお届けします。

【西武】

＜先週のMVP＞1勝4敗と苦しい1週間だった。光明を挙げるとすればリリーフ左腕の羽田か。5、6日とソフトバンク戦に連投し、打者計7人から5奪三振。日本人左腕の公式戦最速タイとなる159キロもマークした。「今年は160キロを目指して、その先はもっと」と夢見る21歳。規格外の球速はもちろん、安定感向上でリード時の救援を任せられるようになればチームの未来も明るい。【金子真仁】

＜今週の見どころ＞上位3球団との8試合を2勝6敗と苦しみ、下位2球団と戦う今週が正念場になってしまった。貯金2でスタートするが、何とか1週間後に「4」にまでは戻したい。西川、長谷川、渡部聖の若手外野トリオがそろって低調に陥っている。特に3番渡部聖が打てないと、4番ネビンへのマークがますますきつくなる。本拠地で流れを取り戻したい。

＜入れ替え＆2軍＞蛭間が調子を上げてきた。6日は2軍日本ハム戦でバーヘイゲンの150キロ超を右翼席へ本塁打。4日の同戦も5打数4安打と大当たりだった。打撃不振で2軍再調整になったが、フォームを修正し数字に表れ始めている。もともとドラフト1位、即戦力打者としての入団。渡部聖、西川、長谷川の3人で固まり始める1軍外野陣に、あきらめずに食い込みたい。

＜広報情報＞夏の本格化に向け、8日の楽天戦から本拠地ベルーナドームに“涼”が増す。夏季の冷涼化対応として大規模なミスト設備が設置され、開場から試合終了まで、インプレー中以外で不定期に稼働する。設置場所は内野席最上段通路など。今季はシーズン終了まで稼働予定となっている。