<広島−阪神>◇8日◇マツダスタジアム
セ・リーグの1位、2位対決は「ニンジャ」対決でもある。阪神中野拓夢内野手(29)の守備範囲が注目されている。
二塁コンバート3年目の今季は、外野に抜けそうな打球を止めるシーンが目立つ。守備力を示す指標は高く、その一方で失策はわずか1。スピードと堅実さを兼ね備えた動きが際立つ。
優勝した23年以来2度目のゴールデングラブ(GG)賞の期待が高まっている。23年も遊撃からコンバート1年目で好守備を連発。陰のMVPと評された。
6日のDeNA戦(横浜スタジアム)では宮崎の一、二塁間への打球を右翼の手前まで走って止めて、アウトにしたシーンが話題になった。その姿は広島菊池涼介(35)に重なる。中野がタイトル奪取する前年まで二塁で10年連続GG賞に輝いた名手の中の名手だ。
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中野は脚力で広い範囲をカバーできるため、菊池のように位置取りもかなり深くなってきた。中野は「守りから(試合を作る)という意識をしっかりと持って、投手を助けられるような守備をしたい」と語っている。
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