クルーズ旅行を予定しているけど、服をどのくらい持っていったらいいか分からない……。そんな悩みに答えてくれる“現役客船クルーのアドバイス動画”がYouTubeで評判です。動画は記事執筆時点で3万7000回以上再生され、「大変参考になりました」といった反応を集めています。
投稿したのは、客船クルー歴10年目のノマドエリ(@nomaderi)さん。外国船籍3社経験&世界100カ国以上を回った経験を生かして、クルーズ客船情報や海外情報をSNSで発信しています。
今回の動画では、クルーズ旅行を予定している人なら一度は悩む「必要な服の枚数」や「船上での洗濯事情」について詳しく解説してくれました。
エリさんがまず強調するのは、「船上でどのように過ごしたいか」が服の枚数を左右するということ。最小限の服を我慢して何度も着るのか、洗濯して着回すのか、日数分の服を用意するのか。船上での過ごし方によって、どの選択をするのかが変わるといいます。
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最小限の服を洗濯して着回す場合、「どのように洗濯するか」が時間と費用の使い方に直結する重要なポイント。具体的には、「客船のランドリーサービスを利用する」「セルフランドリーを使う」「自分で手洗いする」のどれを選ぶかによって、船での過ごし方が変わるといいます。
このうちもっとも手間がかからないのが、ランドリーサービスの利用。洗濯を全て船側に任せられる反面、費用はやや高めで、エリさんによると「靴下で約3ドル(約440円)、Tシャツなら3.5〜5ドル(約510〜730円)程度」が相場とのことです。
一部のクルーズ船には、乗客向けのランドリールームが設けられているケースも。洗濯機と乾燥機をセルフで利用でき、洗剤の費用も含めて1回あたり6〜9ドル(約880〜1310円)程度で済むとのことです。とはいえ、こうした設備が整っている船はまだ少ないそうで、エリさんも「(ランドリールームがあれば)ラッキーですよ」とひと言。洗濯環境の有無は事前に確認しておくのが安心ですね。
設備がなく、費用を抑えたい場合は手洗いが基本。ただし、家族全員分を洗うとなると想像以上に負担が大きく、せっかくの休暇気分が薄れてしまう可能性もあるといいます。
このように、服の枚数を最小限にとどめたい場合は、「お金をかける」か「現地での手間を受け入れる」かの選択が求められるというわけです。
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では実際、何枚の服を持っていけば快適に過ごせるのでしょうか。
エリさんが7日間のクルーズ旅行に出かける場合は、「7日分の服+予備2枚」、もしくは「5日分に抑えて途中で1回洗濯をする」という方法を取っているそうです。
加えて必要になるのが、ディナー用などの“夜の服”。クルーズ船の夕食は基本的にカジュアルな装いで問題ないこのことですが、船のグレードによってはドレスコードが設けられているケースもあるため事前確認が必須です。
エリさんが実際に旅先で愛用しているのは、白いTシャツ、黒のきれいめパンツ、黒のロングワンピースといったアイテム。観光にもディナーにも対応しやすく、小物などで印象を変えれば、1着を昼夜で着回すことも可能だといいます。
足元は、歩きやすい運動靴、レザー調のスニーカー、サンダルなどで変化をつけているとのこと。中でもレザー調の白スニーカーは、観光にもフォーマルなディナーにも対応できる万能アイテムなのだとか。サンダルは室内履きやビーチ用としても活躍するそうで、エリさんは「BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)」のアイテムを愛用しているとのことです。
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さらに動画の最後には、旅先でのアクセサリーやルームキー、眼鏡などの小物類を整理する便利アイテムとして、トレー型にもポーチ型にもなる収納グッズも登場。ホテル滞在時にも重宝し、忘れ物の防止にもなる実用的なアイテムとして紹介されました。
動画を見た人からは、「いつも大変参考になります」「洗濯問題は悩みますね」といった感謝や共感のコメントが寄せられていました。クルーズ旅行を控えている人から「タイムリーで大変参考になりました」というコメントや、実際に旅行に行った人から「今回もエリさんの動画を参考に持ち物Checkしながらトランクに詰込み無事CRUISEを楽しくEnjoy出来ました」という声も寄せられました。
ノマドエリさんはこの他にも、旅におすすめのアイテムやスーツケースの選び方など、旅行者に役立つ情報をYouTubeで発信しています。
動画提供:ノマドエリ(@nomaderi)さん
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