
みなさんは還暦後に仕事をするか悩んだことはありますか。PGF生命が実施した「2025年の還暦人に関する調査」では、「60歳以降も働きたい」と考えている人が87.1%に上るということがわかりました。
この調査は、今年還暦を迎える1965年生まれの男女2000名を対象として、2025年3月にインターネット上で実施されました。
59歳時点で就労をしている・していた男女を対象に「60歳以降、働きたいと思うか」との質問をしたところ「働きたい」と回答した人が、男性は85.7%、女性は89.0%で、全体では87.1%という結果になりました。約9割の男女が還暦後も働きたいと考えていることがわかりました。
同じく59歳時点で就労をしている・していた人を対象に「60歳以降、何歳まで働きたいか」との質問をしたところ、65〜69歳と回答した人が36.8%と最も多く、次いで70〜74歳と回答した人が二番目に多く、26.2%という結果になりました。
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累計結果では65歳以上は80.8%、70歳以上は44.0%という回答になり、65歳以降も働きたいと考える人が8割以上いるという結果になりました。
なお、「70歳以降も働きたい」という回答の比率は2022年の36.5%から毎年上昇しており、2025年の44.0%は調査開始以来最も高い結果となりました。
「70歳以降も働きたい」と回答した人の割合を経年比較すると、2019年〜2022年以前は36.8%〜36.5%とほぼ横ばい状態でしたが、2023年は39.2%、2024年は42.7%と徐々に右肩上がりの結果になり、2025年は44.0%と最も高い水準となっています。
59歳時点で就労をしている・していた人に「60歳を過ぎても働きたいと思う理由」を質問したところ、「働かないと生活費が不足するから」と回答した人が56.6%で最も多くなりました。調査を行った同社は、物価上昇が続く中で年金や貯金のみに頼って生活することが難しいと感じる人が多いのではと指摘しています。
その他、「健康を維持したいから」(43.0%)、「その歳まで元気に働けると思うから」(41.3%)「生きがいとやりがいが欲しいから」(32.1%)、「人と関わりを持ちたいから」(31.4%)など健康や社会との関わりを意識した回答や、趣味やレジャーのためのお金が必要だから」(30.6%)という意見も挙がりました。
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ここからはSNSに関する調査です。「SNS(Facebook、X-旧Twitter-、Instagramなど)を使っているか」と質問をしたところ、「使っている」と回答した人は男性で50.3%、女性では51.2%となり、全体で見ると50.7%がSNSを使っているという結果になりました。
また居住エリア別には九州・沖縄(60.4%)が最も多く、次いで関東(53.1%)が2番目に近畿(49.6%)が3番目に多い結果になりました。
SNSを使っている人を対象に「情報収集をSNS(Facebook、X-旧Twitter-、Instagramなど)ですることが多いか」と質問をしたところ、「多い」と回答した人は男性で56.7%、女性で68.6%と、女性が多い結果となりました。全体では62.7%と、6割以上の人が情報収集を目的にSNSを利用していることがわかります。
居住エリア別にみると、最も多かったのが中国・四国地方(74.2%)で、次いで九州・沖縄(70.4%)、近畿(64.9%)という結果になりました。
【出典】
PGF(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル)生命保険株式会社/2025年の還暦人(かんれきびと)に関する調査
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