ＮＹ円下落、１４７円台前半＝一時３週間ぶり安値

　【ニューヨーク時事】週末１１日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、米政権による新たな関税政策の発表が相次ぐ中で円売り・ドル買いが勢いづき、１ドル＝１４７円台前半に下落した。午後５時現在は１４７円３７〜４７銭と、前日同時刻比１円１９銭の大幅な円安・ドル高。

　トランプ米大統領は１０日、カナダに３５％の関税を課す方針を伝える書簡を公表。これを受け、カナダドルが米ドルに対して大きく売り込まれた。ドルの強さが円相場に波及し、円は一時約３週間ぶりの安値水準まで下げた。