限定公開( 1 )
57歳女性がボロボロだった中古の台所を“たった1万円”でリフォームした結果が「カッコいい」「ビフォーアフターが違いすぎる」とYouTubeで話題です。動画は記事執筆時点で35万回以上再生されています。
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「おひとりさま移住」の「あん」さん。7年前に沖縄・宮古島に移住しており、家賃月1万円の古民家をセルフリノベーションしながら生活しています。今回は自分でリフォームした台所・ダイニングの変化や、台所に対する思いを教えてくれるようです。
引っ越した当初の台所は壁にカビが広がり、シンクキャビネットの扉はガタガタで外れかけていたと明かしたあんさん。
そのため、自分でリフォームすることにします。シンクは一度壁から取り外して洗浄し、ステンレス部分を磨き粉で研磨。壊れていた扉は全て撤去し、シンク下はオープンタイプにしました。
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壁は洗浄後、珪藻土(けいそうど)入りの塗料をローラーで塗装します。ガスコンロの奥には自分でモザイクタイルを貼りました。
シンクの手前には自作した作業台を置き、ガラス瓶や時計、トレーなどが並べています。扉を外したシンク下には鍋やボウルをそのまま収納しました。使い勝手の良さがうかがえますね。
窓辺は自然光がほどよく差し込むため、パイナップルやポトスなどを発根させるスペースにしました。
台所横にはウッド棚を取り付け、カッティングボードやスキレット、木べら、ふきん類などの台所用品をまとめています。エアプランツやワイヤーオブジェもあり、“見せる工夫”を凝らしました。
冷蔵庫横には、美容室から5000円ほどで譲り受けた棚を2台並べ、上には家電や食器を配置。ウッドシャッターも自作し、空間の印象を整えました。全体的に木材を多く使ったナチュラルな空間に仕上げ、すてきな食器や家電などが空間になじんでいます。
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実は、あんさんは高校時代から弁当や食事を自身で用意していたそうです。20代は「何品もおかずを作らされていた」と振り返ります。誰からも愛されていないと感じていた孤独な日々を過ごし、台所は寂しさの象徴とも。それでも、料理をすること自体は好きだったそうです。
そして、台所を自らの手でリフォームした現在は「台所は不思議だ。もう作りたくないと思った次の日にはまた立ってる。もう何も食べたくないと思ってもおなかが空いてまた作る」と、その存在感に圧倒された様子。
続けて「私の一部をつくる場所。ずっと続くこのサイクルを営んで少しずつ終わりが近づいてくる」「台所の音は鼓動だ。明日を生きていくという鼓動。生き抜く覚悟があろうとなかろうと、この台所は鼓動して私を生かしていく」と、静かに自分を見守ってくれるような存在になりつつあると伝えました。
朽ちかけていた台所が丁寧な暮らしの似合うすてきなスペースへと生まれ変わり、コメント欄には「ホントすごいです」「とてもセンスが良い」「オシャレで使いやすそう」「工夫でこんなにすてきなキッチンになるんですね」「そのままカフェになりそう」「テーブルまでご自分で作るなんて頼もしいです」と称賛する声が上がっています。
また、あんさんの人生に触れて「昔の自分を思い出した」「とても勇気づけられました」「偉いですね、尊敬します」「自然と涙があふれました」といった声も寄せられました。
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あんさんは、宮古島に移住してからの様子をYouTubeチャンネル「おひとりさま移住」で発信中です。
動画提供:YouTubeチャンネル「おひとりさま移住」
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