【七夕賞予想】福島の名物重賞は難解 1番人気は過去10年で1勝のみ

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2025年07月13日 06:35  netkeiba

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七夕賞に出走予定のバラジ(撮影:下野雄規)
 サマー2000シリーズ第2弾。夏の福島競馬を代表するハンデキャップレースが七夕賞だ。小回り、多頭数という事もあって過去10年間で1番人気馬は[1-2-0-7]。トップハンデを課せられた馬も[2-1-0-11]と苦戦傾向。舞台となる福島競馬場の2000mコースは4角奥のポケットからスタートして馬場を1周と少々。急坂はないもののコース全体に平坦部分が少なく、最大高低差1.9mの馬場をなだらかに上り下りするコースだ。最後の直線はBコース使用時で297.5mだから機動力が求められることは言うまでもないが、3〜4角にかけてはスパイラルカーブが設けられており上がり3ハロンの最速馬は[2-5-2-3]。小回り競馬場に対する適性も見極めたい。

 ◎バラジは春の福島民報杯2着。この時は14番枠からのスタートで中団待機。前がバラけてくれたこともあって最後は力強く伸びて、同斤のシリウスコルトに0.1秒差まで迫った。もともと6戦目の未勝利脱出から順調にオープン入りを果たした素質馬。途中ややスランプのような時期もあったが、近走は去勢手術の効果もあって成績が安定してきた。どんな位置からでも競馬が出来る器用さは今回の舞台では大きな武器になりそうだ。

 〇ドゥラドーレスは小倉日経賞に勝ち、エプソムC1番人気2着。エプソムCは出遅れて後方からの競馬となったが、出走メンバー最速の末脚で追い込んだもののレコード決着の2着。改めて高い能力を示した。途中、屈腱炎などで長期休養を余儀なくされたが、ここ2戦はかつての強さを取り戻しつつある。福島競馬場は初めてだが、小倉のほか札幌でも勝利経験があり、小回り競馬に対する適性は持ち合わせている。

 ▲コスモフリーゲンはサンシャインS優勝馬。この時はトップハンデ57kgもやや離れた2番手追走から早めのスパートで楽に抜け出した。前々走のスピカSは長期休養明けの1戦で前後半の3ハロンが36.7秒〜35.5秒というタフな流れを自分で作って2着。勝ったのはアドマイヤマツリだから価値が高い。蹄不安、骨折などで出生が遅れたが初の重賞挑戦で大きなタイトルを手中にしても不思議ない。

 △シリウスコルトは福島民報杯優勝馬。前後半の半マイルが47.2秒〜48.4秒というタフな流れを先行して押し切ったのだから価値が高い。前走の新潟大賞典はマイペースの逃げ切り勝ち。ここも侮れない。

 他では、昨年の福島民報杯に勝ち、小倉記念を制している△リフレーミングと、前々走の内容が良かった△ニシノレヴナント。最後に一昨年の福島記念1番人気△シルトホルン。前走は鮮やかだった。

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