映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』場面カット (C)水木プロ・東映アニメーション 映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』が12日、フジテレビで地上波初放送された。公式Xでは作品の場面カットとともに制作秘話が明かされた。
【画像】ひえっ…手の形に見える 恐怖の『鬼太郎誕生』血桜の場面カット Xでは「血桜について」とし、「美術設定 天田俊貴『血桜は線画だけでは普通の桜になってしまうのですが、シルエットや鉛筆のタッチを工夫して普通とは違う感じを出しています。また、70年後の枝が枯れた設定を作るときに、枝の先を手の形みたいにしたりもしました』」と説明している。
これにファンは「血桜の花びらの色は鬼太郎のお母さんを含んだ幽霊族の血の色で不気味さを感じました」「どうやったらこんなに恐ろしくも美しく描けるんだ…と驚愕してました」「トラウマです」「映画館で初めて観た時に、昏い美しさに魂を持って行かれるような感覚になったのを覚えています。眼の離せない、畏れと哀しみのある美しさ」などと反応している。
映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は、2023年に漫画家・水木しげるの生誕100周年記念作品として誕生した作品。2018〜2020年まで放送されていたテレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期をベースに映画化したもので、知っているようで知らない、“鬼太郎の誕生”について隠された謎に迫るストーリーを描き、鬼太郎の父と人間・水木のW主人公となっている。
“鬼太郎の誕生”の秘密、かつての目玉おやじと水木との出会い、そして2人の父が立ち向かう運命を初めて描いた完全新作の長編アニメーション映画は、ファンから絶大な支持を得て、第47回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞、またアヌシー国際アニメーション映画祭コントルシャン部門にノミネートされるなど、国内外から高い評価を得ている。