「セカンド冷凍庫」もし買うなら……3つの製品をチョイス【2025年7月版】

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2025年07月13日 17:40  Fav-Log by ITmedia

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出典:Amazon

 コロナ禍以降、食事を自宅で楽しむ機会が増え、中でも長期保存が可能な冷凍食品のラインアップが充実してきました。自炊する場合にも、一度に大量の料理を作って冷凍保存するような作り置きスタイルも流行しています。こうした中で活躍するのが、それらを保管するための「冷凍庫」です。

【画像】もし購入するなら……「セカンド冷凍庫」の3製品

 前回に続き、冷凍食品を大量に保存するための「冷凍庫」について、筆者自身がもし購入するなら、どのような視点から、どのような製品を選ぶのかを考えてみたいと思います。

●欲しいけど容量や設置場所が……

 筆者の自宅で使用している冷蔵庫は一般家庭にあるようなごく普通の5ドアタイプで、チルドルーム付きの冷蔵室×1、野菜室×1、製氷室×1、冷凍室(大)×1、冷凍室(小)×1というものです。小さい冷凍室にはアイスやチョコを入れて置き、大きい冷凍室に冷凍食品や保冷剤などを入れています。

 冷凍室に関して不満に思っていることは、豚バラや鶏ひき肉など、大きめの冷凍肉を2袋と5食入りの冷凍うどんを2袋も入れてしまうと、あっという間に庫内がいっぱいになってしまうところです。最近では、冷凍のちゃんぽん麺やナポリタンなどの大盛り冷凍パスタを食する機会が多く、セカンド冷凍庫があればスーパーに行く回数を減らせるので、予算の都合がつけば購入してみたいと考えています。

 国内メーカーではジェネリック家電ブランドが強く、価格面ではあまり臆病にならずに購入できる製品が多そうです。一方、気になるのは設置場所です。我が家では、キッチンにウォーターサーバー、冷蔵庫、食器棚、炊飯器ラックがずらりと並んでおり、セカンド冷凍庫を置くスペースはありません。考えられる設置場所としては、リビングなどのキッチン以外のスペースか、炊飯器ラックを下に冷凍庫が置けるラックなどに差し替える感じでしょうか。

 モデル選択のポイントとしては、まず容量を決めたいところです。設置場所の面積にもよりますが、我が家は大家族ではないので100L以下でも十分と思われます。5人以上のような大家族や、より大量の買いだめをしたい方は、大容量のものを選ぶとよいでしょう。

●自室への設置にピッタリのリーズナブルなモデル|MAXZEN JF033HM01

 まずは試しに買ってみたい……と考えると、とにかく安いモデルからチェックしたくなるところ。Amazonで冷凍庫を検索して「価格:安い順」で並び替えると、MAXZEN(マクスゼン)の「JF033HM01」というモデルが見つかりました。MAXZENは東京都内に本社を構える国内のジェネリック家電ブランド。価格もMAXZENのグループ会社が運営するECサイト「エクスプライス」で1万3980円(税込、以下同)と安価で、試験的な導入でも比較的後悔しないレベルです。

 開閉は前開きで容量は33L。1週間分程度の冷凍食品が保存できそうな感じです。サイズは440×470×515mm。前開きタイプで上部に出し入れ用のスペースを確保する必要がないので、スチールラックなどを使い、炊飯器の下などに設置してもいいかもしれません。自室に設置すれば、氷を瞬時に取り出すなど、飲料を冷やすのにも便利そうです。

 温度調整ダイヤルがついており、内容量に合わせて庫内の冷却温度を−14〜−18度/−18度固定/−18〜−24度の3段階で調節できるので、季節や内容量に合わせての冷凍保存が可能。内部には仕切り棚がついており、ある程度分類しての保存ができます。冷却方式は直冷式なので、ファンの騒音もなく快適に使用できるでしょう。

 個人的には、こちらを自室に設置して、自然解凍できる枝豆などをストックしてみたいところです。ちょっと小腹がすいたときに冷凍枝豆を取り出し、ゲームをしながら自然解凍させれば、手軽に酒のツマミの確保ができそうです。

●温度設定目盛「1」で冷蔵庫としても使用可能|山善 YF-C70

 豚バラ肉やブロッコリーといった、大袋の冷凍食材の保存には、日々一袋ずつ消費する冷凍食品よりも大容量の冷凍庫を用意したいところです。こちらの山善「YF-C70」は容量66Lと、上記のMAXZEN JF033HM01よりも余裕のある容量ながら、山善ビズコムでの価格は2万2800円という手が出しやすい価格がうれしいモデルです。

 上開きタイプですので、良好な冷却状態が期待できる底の方には大袋の食材を入れるなど、長期保存向けの運用を試してみるのにもピッタリ。一方、上開きタイプはその上に物を置くのには適していないので、その運用に難があるかないかを確認するのにも良いでしょう。

 季節や保存する食品の量に合わせて7段階での温度調節が可能。目盛「7」では急いで冷やしたい時や食品量が多い時に便利な「急冷モード」を搭載。目盛り「1」では冷蔵庫としての使用もできます。また、食品の仕分けや、アイスなどの小物を入れるのに便利なワイヤーバスケットが付属しており、小物が他の食品・食材に埋もれて迷子になることを防止できます。

 個人的な使用スタイルとしては、やはり冷凍食品よりも冷凍食材の保存に期待したいところです。筆者の家庭では「しゃぶしゃぶ」などの鍋料理を楽しむことが多く、豚バラ肉の消費が非常に多くなっています。大袋の冷凍豚バラ肉をこちらのようなモデルにストックしておけば、買い物に出かけたくない気分の時でも、白だしだけの簡単な鍋にストックしてある冷凍豚バラを投入、ポン酢につけて食べればおかずにもツマミにもピッタリ。あとは瓶ビールがあれば幸せですね。

●大家族や大量ストック派なら大容量モデルを|レマコム RCY-T193

 5人以上の家族や、大量の冷凍食品・食材を保存したいのであれば、大容量のモデルを選びたいところです。レマコムの「RCY-T193」は、193Lの大容量冷凍庫で、一般的な5ドア冷蔵庫の冷凍室を大きく凌駕するクラスの冷凍保存容量を確保できます。公式サイトから購入でき、販売価格は6万1490円となっています。

 レマコムは静岡県の業務用厨房機器メーカーで、多彩な冷凍ストッカーや冷蔵ショーケースを開発・販売しています。家庭での使用に向いた冷凍庫も比較的入手しやすい価格で展開しており、Amazonでも簡単に見つかるので、自身のニーズに合った製品を探してみるのもよいでしょう。

 こちらのRCY-T193は、大容量モデルでありながら、545×542×838mmというスリムなボディを実現。5ドアタイプの一般的な家庭用冷蔵庫と並べて設置すると使いやすそうです。大・中・小の3種類のトレーを備えており、小トレーにはアイスなどの小物やよく使う食品、中トレーには大きなサイズの冷凍食品、下段には大袋の冷凍食材といったように、さまざまなカテゴリのものを分類して冷凍保存できます。

 ダイヤル操作により7段階の温度調節が可能で、室内温度に合わせた調整ができるほか、ダイヤル7では素早く冷却することが可能です。棚に冷却タイプを通した直冷式で、静音設計でありながら、各段がムラなく冷却できるのもうれしいポイントです。

 とにかく大容量ということで、多彩な利用シーンが想像できます。各棚にはトレーがあるので奥のものも出し入れしやすいだけではなく、扉の開閉時に各トレー内の冷気が逃げにくそうなのも魅力的です。このクラスの冷凍庫があれば、食材と作りおき料理の両方を、大量に冷凍保存できそうですね。

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