なでしこデビューの菅野奏音が攻守で存在感発揮「楽しめたけど、まだまだだなと思いました」

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2025年07月14日 08:25  サッカーキング

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なでしこジャパンMF菅野奏音 [写真]=Getty Images
 なでしこジャパン(日本女子代表)は13日、東アジアE-1サッカー選手権2025の第2戦で韓国女子代表と対戦し、1-1で引き分けた。初招集のMF菅野奏音は中盤アンカーのポジションで先発フル出場を果たし、なでしこデビューを飾った。「あまり緊張はなくて、楽しみな気持ちでした。楽しめたけど、まだまだだなと思いました。デビューできたことは良かったです」と振り返った。

 菅野は持ち前の運動量を武器に攻守両面で存在感を発揮した。ニルス・ニールセン監督がこだわるビルドアップでは、あらゆる局面に顔を出して配球。「チームとしても個人としても、相手に攻撃のスイッチを入れさせないことは狙い通りでした。守備に関してはベレーザ(所属する日テレ・東京ヴェルディベレーザ)でも意識して、昨シーズンやっていたことなので成果が出ました」という言葉通り、出足の速さと球際の強さを生かしてボールを奪いシュートに至るシーンもあった。

 日本は成宮唯のゴールで先手を取るが、後半は韓国に押し込まれる時間帯が続き、終了間際の85分に痛恨の失点。あと一歩のところで勝利を逃した。「できるだけボールを受けようと思っていたので、後半自分たちのリズムにならなかった時にボールを受けられなかったことが反省点です」と菅野。「疲れだったり相手の力強さに圧倒された部分はありました。ピッチ内では『落ち着いていこう』とコミュニケーションを取りながらやっていましたけど、難しさを痛感した」と話す。一方で個人としては「WEリーグ開幕前に、この強度でプレーできたことは大きい」という。「これをベースにもっともっとやっていかないといけない」と刺激を受けたデビュー戦となったようだ。

 これで今大会は1勝1分け。中国女子代表と勝ち点4で並んでおり、得失点差で上回り首位に立っている。最終戦で勝てば文句なしのE-1選手権3連覇。“優勝決定戦”となる中国戦に向けて「簡単な試合ではないと思います。今日出た課題を中2日で修正して、絶対に勝てるように頑張っていきたい」と力を込めた。

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