アーセナルが18歳MFヌワネリとの契約延長に前進か…“出場機会”に関する議論も進行中？

　アーセナルがU−21イングランド代表MFイーサン・ヌワネリとの契約延長に迫っているようだ。13日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

　報道によると、アーセナルは現行契約が2026年6月末までとなっているヌワネリに対し、正式な契約延長オファーを近日中に提示する見込みとのこと。未だ決定的な進展は見られないものの、クラブ側と選手側双方が合意への意欲を示しており、交渉のさらなる加速への期待が高まっているようだ。新たな契約期間については、5年契約または1年間の延長オプションが付随した4年契約になる可能性が高いという。

　移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、アーセナルとヌワネリの契約延長交渉が順調に進行中であると指摘。クラブ側は今後の出場時間に関する議論を含め、数年間に渡るビジョンやプロジェクトを提示しており、数日以内に合意に達することを期待しているという。

　現在18歳のヌワネリはアーセナルの下部組織出身で、2022年9月にプレミアリーグ史上最年少の「15歳5カ月28日」でトップチームデビューを飾った。昨シーズンはノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアやイングランド代表FWブカヨ・サカの負傷離脱に伴い出番を増やし、公式戦通算37試合に出場。9ゴール4アシストという成績を残し、イングランド代表DFマイルズ・ルイス・スケリーとともにチームに新たな風を吹かせた。

　なお、ヌワネリが所属するアーセナルは今夏の移籍市場で積極的な動きを見せており、スペイン代表GKケパ・アリサバラガ、同MFマルティン・スビメンディ、デンマーク代表MFクリスティアン・ノアゴールを獲得。さらに、チェルシーからイングランド代表FWノニ・マドゥエケ、スポルティングからスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュの加入も有力視されており、新シーズンは各ポジションで熾烈な定位置争いが予想されている。