横浜FMが“横浜ダービー”で発生した禁止行為への処分を発表 横浜F・マリノスは14日、横浜FC戦での事象におけるサポーターへの処分内容を発表した。
今月5日(土)に行われた2025明治安田J1リーグ第23節横浜FC戦において、一部の横浜FMサポーターによる禁止行為が三ツ沢公園内で確認。内容については、発煙筒・花火の使用、覆面等で顔を隠す行為、横浜FCサポーターへの挑発行為、警備スタッフの制止を振り切ってアウェイグッズ規制エリアへ侵入する行為、警備スタッフの指示に従わない行為と明かしており、これらを先導・扇動する行為も確認されたようだ。
これらの禁止行為により、試合当日には安全確認を優先する措置としてアウェイ入場ゲートの開門を遅らせる対応が実施。横浜FMは11日に「この行為に対し、公園を利用されていたすべての皆さま、スタジアムへご来場のお客さま、横浜FCの皆さま、そしてサッカーを愛する多くの皆さまに対し、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを改めて深くお詫び申し上げます」と声明を発表し、禁止行為を行った個人およびそれらを先導・扇動した個人・団体の特定と処分に向けて厳正な対応を進めていることを明かした。
この度、横浜FMは当該行為に対する処分内容を発表。合計59名の無期限入場禁止、4つのサポーター団体の無期限活動禁止(団体としての活動を想起させるすべての行為の禁止)という厳しい処分が下されている。
横浜FMは「横浜F・マリノスでは、『FAIR PLAY, FAIR SUPPORT 差別・挑発・迷惑行為は、絶対に許しません』をスローガンに、人権啓発活動を行っています。ファン・サポーターの皆さまにおかれましても、クラブに関わるあらゆる人が共有し、持つべき姿勢、考え方であるクラブフィロソフィーを胸に刻み、リスペクトをもった発信・行動を行っていただければと思います」とした上で、再発防止に向けて次のように声明を発表している。
「再発防止のために、再度スタジアム内外における安全対策やセキュリティ体制の見直し、さらにファン・サポーターとのコミュニケーションを強化するなど、安全・安心なスタジアムづくりに努めてまいります。 今一度、観戦ルールとマナーの順守をお願い申し上げます」
なお、処分の詳細については以下の通り。
<事案1>
【違反行為】
・集団での威嚇、挑発行為
・試合運営妨害
【処分内容】
違反行為を行った57名に対して無期限入場禁止
<事案2>
【違反行為】
・花火、発煙筒の使用
・集団での威嚇、挑発行為
・試合運営妨害
【処分内容】
違反行為を行った2名に対して無期限入場禁止
<サポーター団体への処分>
4つのサポーター団体の無期限活動禁止
(団体としての活動を想起させるすべての行為の禁止)