
ウィズ・エア・ホールディングスは、戦略的再編の一環としてウィズエア・アブダビを閉鎖する。
中東欧のほか、オーストリアやイタリア、イギリスといった西欧市場といった中核市場に注力する。中東の市場動向、事業運営上の課題、地政学的動向を包括的に再評価した結果に基づき、判断した。
過去1年間で、高温や過酷な環境下でのエンジンの信頼性の問題や、空域閉鎖や運航の混乱による地政学的な不安定性による需要への影響、規制により重要市場への参入や拡大の制限といった問題が発生しているといい、超低コストモデルの実現が困難であるとしている。
ウィズ・エア・アブダビは、ハンガリーを拠点とするウィズエアと、アラブ首長国連邦(UAE)の政府系ファンドであるアブダビ・ディベロップメンタル・ホールディングスにより、2019年12月に設立。2021年に運航を開始した。出資比率はウィズエアが49%。
9月1日をもってアブダビを拠点とするすべての運航業務を停止し、合弁事業から撤退する。予約客には返金や代替便を案内する。
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