招集メンバー26名中25名が出場…“大トリ”大迫敬介が初の日韓戦へ「自分も負けじと特長を出していきたい」

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2025年07月14日 20:34  サッカーキング

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日本代表GK大迫敬介
 日本代表は14日、明日に迫った東アジアE-1サッカー選手権2025 韓国代表戦に向けて最終調整を実施した。今大会のメンバー発表会見の際に、森保一監督は「3試合でできるだけ多くの選手を起用して試合に勝ち、タイトルを取りたいと思っている」と明言しており、その言葉通り2試合を終えて招集メンバー26名のうち25名がピッチに立った。

 残る一人はGK大迫敬介。今大会に臨むGK陣は早川友基、ピサノ・アレクサンドレ幸冬堀尾の2名が初招集となっており、最も日本代表での経験を持つ大迫が明日の大一番でピッチに立つことになりそうだ。大迫は「常に準備はできてますし、ここまでトレーニングをしっかりと積めているので、準備してきたものを出すだけ」と意気込んでいる。

 大迫は2019年、2022年と過去2度E-1選手権を経験。2019年は惜しくも準優勝、そして2022年は優勝を果たし、悔しさと喜び両方を味わった。韓国戦はいずれもベンチから見守る形となり、明日出場すれば自身初の日韓戦となる。「自分自身はそこまで多くゲームに出てる方ではないですけど、そういった中でも(2022年の日韓戦は)貴重な1試合を経験しました。逆に2大会前はこのアウェイ韓国の地で韓国に負けたことも味わったので、その借りを返すと言いますか、そういったものを今大会にぶつけていきたい」と秘めたる闘志を明かしてくれた。

 明日の日韓戦でポイントになりそうなのが、空中戦と気候の二つだ。韓国の最前線に構えるのは、FC町田ゼルビアに所属するFWオ・セフン。ハイボールにめっぽう強い長身ストライカーだ。Jリーグでの対戦経験も持つ大迫は「ヘディングの強さは特長ですし、体のサイズもあるので、そういったものを生かしてくると思います。ただ、自分たちのディフェンス陣にも空中戦に強い選手は多いので、バトルしながら全員で競っていければ」と話す。また現地は約一週間晴天が続いていた中、一転して今日から雨模様に。明日も雨予報となってる。「ハッキリしないといけないと思いますし、逆に雨だと割り切れる部分はあると思うので、プレーの判断のところはしっかりやりたい」とポイントを挙げた。

 立ち上げから一週間、チームの活気も出てた。「長友(佑都)先輩を筆頭に、みんながギラギラしたものをピッチで出せています。日を増すごとにチームとしての一体感も出てきていると思うので、明日のゲームもそういったものを出していきたい」と大迫。GK陣だけにフォーカスして言えば、ピサノ→早川とバトンをつないできた中で明日“優勝決定戦”を迎える。「それぞれが試合に出て、それぞれの特長をピッチの上で出していたと思います。そういったものを自分も負けじと特長を出していきたい」と見据えた。

取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)

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