写真 日本代表MF佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)が、東アジアE-1サッカー選手権第3節韓国代表戦への意気込みを語った。
今大会の日本代表では18歳で最年少招集を受けた佐藤。6月のFIFAワールドカップ26アジア最終予選で初招集を受けると、インドネシア代表戦でデビュー。今大会でも初戦のホンコン・チャイナ代表(香港代表)戦で途中出場すると、12日の中国代表戦では2シャドーの一角として先発出場し、70分までプレーしていた。
献身的なプレーを見せ、攻守にわたってアグレッシブさを出して活気づけていた佐藤。改めて翌日に控える韓国代表戦に向けては「韓国はやっぱりライバルの国だと認識していますし、何よりも勝利が大事な試合になると思うので、自分がそこのヒーローになってみたい気持ちがあります」と、自身の活躍でチームを助けたいと意気込みを語った。
韓国との戦いは、2023年に行われたAFC U17アジアカップの決勝で3ー0と勝利して以来の対戦に。森山佳郎監督の下で見事にアジア制覇を果たしたが、当時言われたことを振り返り「常にギラギラしなければいけないです。自然と自分もギラギラしているつもりがありますし、ゴリさん(森山監督)から学んだこともあるので、試合で出したいです」と、強いメンタリティで臨みたいとした。
そのU17アジアカップからわずか2年。A代表ではすでに3試合を経験した佐藤だが「U-17の時にも、どんどん若い選手がA代表に行ってほしいとも言われましたし、ここに居る選手は居なくなるとも言われた」とコメント。「早いうちから代表に入っている選手は、勘違いして居なくなるということをよく言われていますが、A代表に入るのはここから数人の世界と言われて居ました」と、現状に驕ることなくしっかりと地に足をつけて自身のパフォーマンスを出していきたいと意気込んだ。
ウイングバック、そしてシャドーと2つのポジションでプレーする佐藤。「自分の良さを出したいと思います」と語る中で、ここまでの戦いを振り返り「得点を取れれば一番嬉しいと思いながら、1つ1つの試合で自分の課題や成長も感じられているので、結果に一喜一憂し過ぎないようにしないといけない」とコメント。日本代表史上最年少ゴールの期待も大きいが「プレッシャーに感じることもないですけど、決めたら盛り上がるのかなと思います」と冷静受け止めているようだ。
目指すは来年のFIFAワールドカップ26。「次のW杯を目指さないと損ですし、そこを目指した方が何倍も成長速度は早いと思うので、目指しています」と力強く語る佐藤は、韓国戦でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか注目だ。
E-1選手権連覇が懸かる韓国代表戦は、15日(火)の19時24分キックオフ。地上波では『フジテレビ』、インターネットでは『U-NEXT』がライブ配信する。