去就に注目が集まっているガルナチョ [写真]=Getty Images マンチェスター・ユナイテッドに所属するアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョが、サウジアラビアへの移籍を拒否したようだ。14日、イギリス紙『テレグラフ』が伝えている。
現在21歳のガルナチョは2020年10月にマンチェスター・ユナイテッドの下部組織に加入し、2021−22シーズンにトップチームデビューを飾った。ここまで公式戦通算144試合に出場し26ゴール22アシストをマークするなど主力として活躍。しかし、ルベン・アモリム監督が直々に今夏の移籍を促したとも報じられており、去就には大きな注目が集まっている。
そんなガルナチョは、アモリム監督の構想外とされるイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードや同FWジェイドン・サンチョ、ブラジル代表FWアントニー、オランダ代表DFタイレル・マラシアとともに今夏のマンチェスター・ユナイテッド退団を希望している模様。クラブ側も5選手が将来の選択肢を模索する時間を与えるために、プレシーズンへの合流を今月下旬まで延期する決断を下したという。
そうした中、ガルナチョに対してサウジアラビアのアル・ナスルからオファーが届いたようだ。報道によると、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドも所属する同クラブはサウジ・プロフェッショナルリーグ制覇に向けて攻撃陣を拡充するべく、ガルナチョに具体的な関心を寄せていたとのこと。しかし、選手本人はヨーロッパでのキャリア継続を望んでおり、サウジアラビア行きを拒否したようだ。
なお、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は「ガルナチョのマンチェスター・ユナイテッドでの章は終わりを迎えた」と強調しつつ、同選手がプレミアリーグでプレーし続けるという明確な希望を持っていると伝えている。